「イヤンホホ」とは?意味や使い方を「ヘッドンホホ」も併せてご紹介

ネットスラングにはキーボードの打ち間違いから生まれたもの、本来の漢字表記と別の漢字を当てたものなど、様々なバリエーションがあります。では「イヤンホホ」はどのように生まれたのでしょうか?「イヤンホホ」と「ヘッドンホホ」の意味や使い方を併せて解説します。

目次

  1. 「イヤンホホ」とは
  2. 「イヤンホホ」と「ヘッドンホホ」
  3. 「イヤンホホ」と「ヘッドンホホ」の使い方
  4. 「イヤホン」と「ヘッドホン」
  5. お高い「イヤンホホ」や「ヘッドンホホ」とは

「イヤンホホ」とは

「イヤンホホ」とは「いや〜ん」と恥じらって頬を染めることではありませんよ。「イヤンホホ」は「イヤホン(イヤホーン)」を指すネットスラングです。

「イヤンホホ」と「ヘッドンホホ」

「イヤンホホ」という言葉がネット上に登場したのは、2011年の2ch(現・5ch)のあるスレッドにおける、「俺は昨日1000000000050000000円のイヤンホホかったわwww」という書き込みです。

あるスレッドとは、「10000000000000円のヘッドンホホ買ったwwwwwwwwwwwwww」というスレッドのこと。「ヘッドンホホ」とは、「ヘッドホン(ヘッドホーン)」を指しています。

スレッド名にしたくらいですから、キーの打ち間違いではなく、もじって作った言葉かもしれませんね。この「ヘッドホン」→「ヘッドンホホ」と同じように、「イヤホン」をもじって生まれたのが「イヤンホホ」のようです。

「イヤンホホ」と「ヘッドンホホ」の使い方

  • イヤンホホ忘れた…音楽聴けない。
  • なんかおかしいと思ったら、イヤンホホを左右逆につけてた。
  • 新しいヘッドンホホ、調子いいよ。
  • 冬はヘッドンホホしてると耳が寒くないよね。

「イヤホン」と「ヘッドホン」

電気信号から変換した音響信号を直接耳に送り込む装置のうち、耳孔に挿入するタイプがイヤホン(耳孔型・earphone)、頭にかけて耳を覆うタイプがヘッドホン(載頭型・headphone)です。

「イヤホン」と「ヘッドホン」の仕組み

電気信号から音響信号に変換する仕組みのうち、一般的なものはダイナミック型と呼ばれるもの。ダイナミック型には、コイルと永久磁石(ネオジウムマグネット)が用いられます。

円筒形の永久磁石に、電気信号が送られてくる導線が何回かゆるく巻きつき、それが束ねられたものがコイルです。永久磁石とコイルを真上から見ると「◎」のようになっています。内側の円が永久磁石、外側がコイルですね。

このコイルは膜のような振動板(ダイヤフラム)にくっついています。上から見ると、先ほどの「◎」の蓋のようなものです。

送られてくる電流の変化(電気信号)によって磁場が発生すると、コイルが永久磁石に沿って上下に震えます。すると、振動板が一緒に振動し、それが音となって聞こえるのです。

「イヤホン」と「ヘッドホン」の違い

装着の仕方以外のイヤホンとヘッドホン一番の違いは音の広がりです。これは上で説明した振動板の大きさに関係があります。

イヤホンに比べて、ヘッドホンの方が音を発する振動板が大きく、また、その音を反響させる空洞が大きいため、ヘッドホンの方が音の広がりを感じられるというわけです。

一般的に、ヘッドホンは空間の広がりを感じられるクラシックやインストゥルメンタルに、イヤホンは歌詞や言葉を楽しむポップスやラジオなどに向いていると言われています。

お高い「イヤンホホ」や「ヘッドンホホ」とは

元ネタにあったような、「10000000000000円のヘッドンホホ」も「1000000000050000000円のイヤンホホ」も実際にはありませんが、高価なイヤホンやヘッドホンはどこが違うのでしょうか。

音楽プレーヤなどで再生された音楽は、電気信号となって導線(ケーブル)を伝わり、イヤホンやヘッドホンに届きます。導線や音楽プレーヤとの接続部分の材質や純度などによって、信号にノイズが混ざったり、信号が劣化するため、再生される音色にも違いが出てきます。

高価なイヤホンやヘッドホンと安価なものとの違いは、「信号の劣化をできるだけ減らして、より原音に近い音を再生できる」ことであり、その一因は、使用されている部品の材質などにあるのです。

しかし、プレーヤとの相性や再生する音源のジャンル、何よりユーザの好みもありますから、高価なイヤホンやヘッドホンが、必ずしもユーザを満足させるわけではありません。

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