「ブラフ」とは?意味や使い方をご紹介

「ブラフ」という言葉を聞いたことはありませんか?「ブラフ」とは相手をだましたり混乱させることで、心理戦を伴うカードゲームやビジネス交渉などで使われています。ここでは「ブラフ」の詳しい意味や使い方を語源などとともにご紹介します。

目次

  1. 「ブラフ」の意味
  2. 「ブラフ」の使い方
  3. 「ブラフ」の語源
  4. 「ブラフ」と「嘘」の違い
  5. 「ブラフ」の類義語

「ブラフ」の意味

ブラフ」とは、嘘をついたり強気な態度をとるなどして、相手を騙したり惑わせたりすることを言います。

駆け引きや心理戦が要求されるシーンで使われ、とくにビジネス交渉やカードゲームなどの戦略に用いられることが多いです。

たとえばポーカーでは、あたかも強い手札を持っているかのように振る舞い、相手を惑わす戦術がよく用いられています。

「ブラフ」の使い方

「ブラフ」は、おもに心理戦を伴う勝負事で使われる言葉です。最近ではビジネスシーンでも使われ始めましたが、そこまで知名度のある言葉とは言えません。

相手によっては「はったり」などの表現のほうが伝わりやすいですので、上手く使い分けましょう。

(A)

さっきのゲームでブラフにやられてマジ悔しいわ。

(B)

ブラフかどうかを見極めないと勝てないね

また「ブラフをかける」といったように動詞的に使うこともあります。

(C)

ブラフをかけてみたけど、通用しなかった。

「ブラフ」の語源

ブラフの語源のひとつが英語の「bluff」です。じつは「bluff」には「絶壁」という意味もあります。

絶壁に立たされた人が飛び降りようとしても実行できなかったことから「だます」「空威張りをする」という意味に発展したと考えられています。

さらに語源をたどると、英語の「bluff」はオランダ語の「bluffen」に由来しているとも言われています。

bluffenには「自慢する」という意味があり、これが「自分を大きく見せる」というニュアンスで発展して、「だます」「空威張りをする」といった意味を持つようになりました。

「ブラフ」と「嘘」の違い

「ブラフ」も「嘘」も共に相手をだます際に用いられる手段であり、意味もよく似ています。ところが細かなニュアンスの違いや、片方にのみ含まれている意味などもあります。ここでは「ブラフ」と「嘘」の違いをご紹介します。

ブラフには明確な意図がある

「ブラフ」には自分を大きく見せようとする「明確な意図」が必ず存在します。一方で「嘘」の場合は「無意識に」「とっさに」ついてしまうものもあります。

ブラフは自分本位

「ブラフ」は自分を強く見せようとする「自分本位」の戦略です。一方で「嘘」の場合は自分以外の人のために付くこともあります。

「嘘も方便」という言葉があるように、時には相手を思いやって付く優しい嘘もありますね。

「ブラフ」は言葉や文章に限られない

「ブラフ」をおこなう手段は、言葉や文章に限られません。表情や目の動き、周囲の雰囲気など、あらゆるものを利用します。一方で「嘘」の場合は、言葉や文章といった表現でのみ実行することが可能です。

「ブラフ」の類義語

はったり

「はったり」とは、勝負を有利に進めるために、嘘をついたり強気な態度をとることを言います。

賭場などで「お金を賭ける」という意味で使われる「張ったり」という掛け声が語源と言われています。

こけおどし

「こけおどし」とは「程度の低い脅し」のことを言います。なお「こけ(虚仮)」とは「外面と内心が一致しないさま」や「思慮の浅いこと」を指す言葉です。

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