「ナカーマ」の意味
「ナカーマ」とは「仲間」を意味する言葉で、おもにインターネット掲示板「2ch(現在の5ch)」やSNSなどで使われているネットスラングです。
「仲間⇒なかま⇒なかーま⇒ナカーマ」のように変化して生まれた言葉です。やや気の抜けたような、ゆったりとした印象を与える表現となっています。
「ナカーマ」の顔文字
「ナカーマ」は顔文字とセットで使うこともあります。
顔文字としての「ナカーマ」の文字は、半角カタカナで書かれることが多いです。よく使われる「ナカーマ」の顔文字を以下にご紹介します。
一般的な「ナカーマ」
「ナカーマ」の顔文字で、もっともよく見るパターンがこちらです。どの顔文字を使うか迷った時は、とりあえずコレを選ぶと良いでしょう。
テンション高めな「ナカーマ」
テンションが高まったときに使われることが多いのがこちらの顔文字です。同じ意見や趣味などを持っている人を見つけて嬉しくなった時に使います。
テンション低めな「ナカーマ」
悲しい・ネガティブな事柄について共感したときや、自分と同じ不幸な境遇に置かれている人を見かけたときは、こちらの顔文字が使われます。
ハイタッチを交わしてはいるものの、どこか切なげに見える表情が印象的で、相手にも気持ちが伝わりやすい感じがあるのではないでしょうか。
「ナカーマ」の使い方
「ナカーマ」という言葉は、誰かの意見に賛同したり、共感したときに使います。自分と同じ趣味や特技、経歴などを持っている人に対しても使えます。
インターネット文化に詳しくない人でも「ナカーマ」という言葉から「仲間」を連想しやすいため、ネットスラングのなかでも比較的使いやすい表現と言えます。
ただしあくまでネットスラングですので、ビジネスシーンやオフィシャルな場面では使用しないようにしましょう。
(A)
お味噌汁の具は豆腐とワカメがベストだと思う。
(B)
(゚∀゚)人(゚∀゚)ナカーマ
「ナカーマ」の歴史
「ナカーマ」という言葉は1990年代からインターネット上で使われており、数あるネットスラングのなかでも長い歴史を持っています。このため、インターネット歴の長い人なら、一度は目にしたことがある表現でしょう。
最近では人気ロックバンド「MAN WITH A MISSION(マンウィズアミッション)」が自身のファンたちのことを「ナカーマ」と呼んでいることもあり、若者の間でも「ナカーマ」という表現が認知されつつあります。
「仲間」関連の俗語・スラング
なまか
「なまか」は「仲間(なかま)」の文字を入れ替えた表現です。2006年のドラマ「西遊記」にて、香取慎吾さんが演じる孫悟空が仲間のことを「なまか」と言っていたことが、当時話題となりました。
なお「なまか」の元ネタは、昭和の名コメディアン・東八郎さんのギャグです。アニメ「赤胴鈴之助」のテーマ曲の歌詞を変えて「頑張れ、強いぞ、僕らのなまか〜」と歌い、人気を博しました。
ダチ
「ダチ」とは「友達」を略した表現です。もともとは不良の人たちの間で使われていましたが、映画や漫画といったメディアの影響などもあり、次第に若者の間でも使われるようになりました。
なお、「本当の」という意味の「まぶ」と組み合わせた「マブダチ」という表現もあります。こちらも不良をテーマにした漫画や映画などの影響で、広く一般に知られるようになりました。