英語「サンクス」の意味
英語の「サンクス」は"thanks"と表記します。"thanks"には感嘆詞と名詞の二つの使い方があります。感嘆詞の場合は「ありがとう」を意味し、名詞の場合は「感謝」を意味します。いずれにしても、感謝の気持ちに強くかかわる言葉ですね。
英語で「ありがとう」を使う場合は「サンキュー」が日本では一般的ですが、「サンクス」だけでも十分「ありがとう」という意味で通用します。「サンキュー」の方がよりくだけた言い方になります。
英語「サンクス」の例文
- Thanks very much(本当にありがとう)
- Many thanks(どうもありがとう)
- Thanks a lot(ありがとうございます)
"Many thanks"はビジネスの場面などで使われることが多い言葉です。また、"Thanks a lot"は"thanks"だけよりも、やや格式ばった言い方となります。
英語「サンクス」を使った表現
No,thanks
"No,thanks"は「いや、結構です」という意味になります。似た言葉に「ノーサンキュー」があり、「ノーサンキュー」は日本でも使われることが多い言葉ですが、"No,thanks"はよりくだけた言い方になります。
bow one's thanks
"bow"は「お辞儀をする」という意味です。また、"one's"はそういう単語があるのではなく、"my","you","our"のように「○○の」を意味する単語が入ります。これらを合わせて「感謝のお辞儀をする」という意味になります。
earn one's thanks
"earn"には「稼ぐ」という意味があるため、「earn one's thanks」を直訳すると「○○の感謝を稼ぐ」という意味になります。「○○から感謝される」という風に使います。
thanks to ~
"thanks to ~"は「~のおかげで」という意味があります。一方で、「~のせいで」という悪い意味でも使うことができます。
英語「サンクス」から派生した言葉
thanksgiving
ここでいう"giving"とは「神の恵み」というニュアンスで、"thanksgiving"は「神への感謝」「感謝の祈り」という意味があります。
Thanksgiving Day
"Thanksgiving Day"はアメリカとカナダでの「感謝祭」を意味し、アメリカでは休日となっています。秋に行われ、収穫を記念した祝日です。
英語の"thanks"と"thank"の違い
さて、"thanks"とは別に"thank"という単語があります。この二つとも「感謝」を意味する言葉ですが、使い方が違います。
"thank"は基本的には「感謝する」「礼を言う」という、動詞として使われます。ここが、感嘆詞や名詞として使う"thanks"との違いです。また、"thank"には「礼を言う」だけでなく、「責める」という意味もあります。
「サンキュー」という時は"thank you"と表記するように、"thank"の方を使っています。「あなたに礼を言う」という意味です。他にも"thank"を使った表現はたくさんあります。
have ○○ to thank for~
「have ◯◯ to thank for~」「~は○○のおかげだ」「~は○○のせいだ」」という意味になります。
どちらの意味になるかは状況によって変わるので、人から言われたときに"thank"が入っているからとお礼を言われたと早合点しないように注意しましょう。
Thank God!
「Thank God」には"God"という言葉が出てきますが、こちらは神様とはあまり関係なく、単に「ありがたい」「助かった」という意味になります。"Thank goodness!"や"Thank heaven!"でも同様の意味です。
You'll thank me.
「You'll thank me」を直訳すると「あなたはいずれ私に感謝するでしょう」という意味になります。
そこから、「いつかわかるよ」という、ちょっと意味深なことを言いたいときに使う言葉となります。もちろん、「いずれ私に感謝する」という、そのままの意味でも使えます。
「サンクス」まとめ
"thanks"や"thank"を使った表現は英語に多く、英語文化の中に染み付いた、とても重要な言葉であることがわかります。
一方、日本語でも「サンキュー」や「ノーサンキュー」などの表現はよく使われ、日本でもとても重要な言葉です。では、最後まで読んでいただき、"Thanks a lot!!"