「ぐう有能」の意味
「ぐう有能」とは「ぐうの音も出ないほど有能」を略した表現です。ちなみに「ぐうの音も出ない」とは、反論や弁解の余地がまったく無い様子のことを言います。つまり「ぐう有能」とは、文句の付け所が無いほど有能なことを意味しています。
なお「ぐうの音も~」を「ぐう」と略する表現はインターネット掲示板「2ちゃんねる(現在の5ちゃんねる)」の「なんでも実況J」板から生まれました。
「ぐう有能」の由来
「ぐう有能」の由来は、2ちゃんねるの「なんでも実況J板(通称:なんJ)」の「巨人小笠原スレ」です。
こちらのスレにて「ぐうの音も出ないほど畜生」という書き込みがあり、それが略されて「ぐう畜」という言葉が生まれました。
その後「ぐう畜」の派生として「ぐう聖」「ぐうかわ」などといった表現が次々と誕生し、掲示場で使われるようになりました。「ぐう有能」という言葉もこの頃に誕生しています。
「ぐう有能」の使い方
「ぐう有能」は、誰が見ても有能だと思える人物などに対して使います。インターネット文化に馴染みの薄い人には伝わらない表現ですので、使う相手には注意しましょう。
(A)
ウチの猫はお行儀も良いし、ぐう有能やわ
(B)
新入社員がぐう有能すぎてワイの立場が危うい・・・
「ぐう有能」以外の「ぐう〇〇」
「ぐう〇〇」シリーズのなかでも代表的なものを紹介します。
- ぐう畜…「ぐうの音も出ないほど畜生」の略。鬼畜な行為や事柄に対して使う。
- ぐう聖…「ぐうの音も出ないほど聖人」の略。まるで聖人のような徳のある人に対して使う。
- ぐう天使…「ぐうの音も出ないほど天使」の略。天使のような容姿や性格の持ち主に対して使う。また、アニメやゲームのキャラクターに対して使われることも。
- ぐうかわ…「ぐうの音も出ないほどかわいい」の略。文句の付け所の無いほど可愛い人や動物などに使う。