「チューン(tune)」とは?意味や使い方をご紹介

「チューン(tune)」の意味をご存知ですか?Appleの音楽配信サービスiTunesや、楽器やエンジンのチューニング(tuning)と広く使われる言葉ですね。そこで、今回は「チューン(tune)」の意味や使い方について解説します。

目次

  1. 「チューン(tune)」の意味
  2. 「チューン(tune)」の使い方
  3. 「チューン(tune)」の派生語・複合語と使い方

「チューン(tune)」の意味

「tune」は、「旋律・調べ・曲・メロディー」という意味です。ほかにも、音楽用語で「音の高さや調子」、電気機械関係の用語で「(受信機や回路の)整調」、そして「調和・一致」という意味があります。

また、「(機器などを)調整する」「(楽器を)調律する」「(チャンネルや周波数を)〜に合わせる」などの動詞としても用いられます。

日本語の「チューン」は主に「曲」という意味で使われ、「調律」「整調」の意味で用いる場合は、後でご説明する「チューニング」「チューンアップ」のような形になります

「チューン(tune)」の使い方

「tune」の使い方:曲

「曲」という意味の「tune」は「music」と同じように用いられるので、例えば、「Can you put on some tunes?(何か音楽をかけてくれる?)」のように使用します。

「tune」の使い方:調律する

「〜を調律する・調整する」という場合は、「He is now tuning his guitar.(彼は今ギターを調律している。)」のように使います。

「tune」の使い方:周波数を合わせる

「tune in 〜」のかたちで「〜に周波数を合わせる」という意味になるので、「Can you tune the TV in to NHK?(チャンネルをNHKに変えてくれない?)」となります。

しかし、「tune in」は「チャンネル(のダイヤル)を回す」と同じようなニュアンスなので、特にテレビでは「Can you change the channel to NHK?」という表現が使われるようです。

「チューン」の使い方

日本語の「チューン」が単体で使われることは稀です。「曲」という意味で使う時は、「ミディアムチューン(ミディアムテンポの曲)」「サマーチューン(夏にぴったりの曲)」「ダンスチューン(ダンスナンバー)」のように、ほかの言葉と合わせて使います。

「チューン(tune)」の派生語・複合語と使い方

「チューニング」

チューニング(tuning)」には、「ラジオやテレビをある周波数に同調させること」「楽器を調律すること」「(自動車など機械類を)調整すること」という意味があります。

【使用例】

  • ラジオをクラシックを流している局にチューニングした。
  • 演奏前にギターをチューニングした。
  • エンジンのチューニングは済ませておいたよ。

「チューンアップ/チューンナップ」

チューンアップ/チューンナップ(tune up)」は、「手を加えて性能をよくすること」を指しており、特に、自動車や機械などを「性能向上のために改良・改造・調整すること」を意味しています。

逆に、信頼性や操作性向上のために「敢えて性能を落とすこと」を「デチューン(detune)」といいます。

【使用例】

  • 今度の休みに愛車をチューンアップする予定だ。
  • 高性能すぎて扱いにくいのでデチューンした。

「チューナー」

チューナー(tuner)」とは、「ラジオ・テレビなどの放送を受信するために、放送局ごとに設定された周波数に同調する機器」のことです。

「チューナー」には、FMチューナーやテレビチューナーのように受信する放送方式と合わせて呼ぶ場合と、VHFチューナー、UHFチューナーのように受信周波数帯と合わせて呼ぶ場合とがあります。

【使用例】

  • この懐中電灯にはAM/FMチューナーが内蔵されている。

「ステイチューン」

ステイチューン(Stay tuned)」は、直訳すると「チャンネルはそのままで」という意味のフレーズで、「乞うご期待」「お楽しみに」のように意訳されることもあります。

主に、ラジオやテレビのMCが、CM前や、番組の終わりに「CMの後も聞いてね」「この後の番組もお楽しみに」という意味で使用します。

「ステイチューン」を英語表記するときに「Stay tune」と綴っているのを見かけますが、これは誤りです

【使用例】

  • 「CMのあとはいよいよゲスト登場です。ステイチューン!」

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