「こうですかわかりません」の意味と使い方|ネットスラングの面白い世界

ネット掲示板で見かける「こうですかわかりません」というフレーズ、一体どんな意味があるのでしょうか?この独特な言い回しは、実はインターネット文化ならではの面白い使い方が隠されているんです。知っているとネットの会話がもっと楽しめる、この言葉の秘密に迫ってみましょう。

こうですかわかりませんとは?こうですかわかりませんの意味

インターネット掲示板で使われるネットスラングで、実際には正解を知っているのにあえて間違った回答をしてボケる際に使われる定型句

こうですかわかりませんの説明

「こうですかわかりません」は、元々2ちゃんねる(現5ちゃんねる)で生まれたネットスラングです。このフレーズの面白さは、正解を知っているのにわざと的外れな回答をして、最後に「わかりません」と付け加えるところにあります。典型的な使い方としては、まず誰かが質問を投げかけ、別の人がヒントを提供し、それに対して第三者がわざと間違った答えを考えて「こうですか?わかりません!」とボケるという流れです。例えば、AA(アスキーアート)のパーツを教えてもらった後に、わざと間違った組み合わせを提示して「こうですか?わかりません!」と茶化すような使い方がされます。この表現は、ネット上のコミュニケーションにおける独特のユーモアや駆け引きを表現しており、同じようなノリの「~ですね、わかります」といった表現とも通じるものがあります。

ネットの冗談のセンスが光る表現で、使えると一目置かれるかも!

こうですかわかりませんの由来・語源

「こうですかわかりません」の由来は、2003年9月に2ちゃんねる(現5ちゃんねる)のAA(アスキーアート)板で行われた実際のやり取りに遡ります。あるユーザーが「プッのAAを教えてください」と質問したところ、別のユーザーが「ゝ _ ) ` ( ´ ,」というパーツのみを提示。それに対して質問者が「(´, _ `)ゝ こうですか!?わかりません!教えてください!」と返したことが始まりです。この「わざと間違った組み合わせをしてボケる」というパターンが笑いを誘い、ネットスラングとして定着しました。正しいAAは「( ´,_ゝ`)プッ」であり、意図的な間違いであることがポイントとなっています。

ネット文化の奥深さを感じさせる、ある種の「言葉遊びの芸術」ですね!

こうですかわかりませんの豆知識

このフレーズが流行した当時は、最後に「><」や「!」などの顔文字を付けて「こうですか!?わかりません><」のように表記されることが多かったです。また、類似表現として「~ですね、わかります」という「分かったフリをしてボケる」パターンも同時期に流行しました。面白いことに、この表現を使いこなすにはある程度のネットリテラシーとセンスが必要とされ、上手く使えるユーザーはスレッド内で一目置かれる存在だったそうです。現在では古典的なネットスラングとして認識されていますが、当時のネット文化を象徴する表現の一つと言えるでしょう。

こうですかわかりませんのエピソード・逸話

お笑いコンビ・霜降り明星のせいやさんが、ラジオ番組でネットスラングについて語った際に「こうですかわかりません」のエピソードを披露しました。せいやさんは「これ、めっちゃ面白いんですよね。わざと間違えるっていうのがネットの美学で」と解説し、実際にスタジオで実演してみせたところ、共演者から大笑いを誘いました。また、人気YouTuberのヒカキンさんも動画内でこのフレーズを使ったことがあり、視聴者から「懐かしい!」「今でも通じるんだ」と反響が寄せられました。これらの有名人による取り上げにより、若い世代にも古典的なネットスラングが知られるきっかけとなっています。

こうですかわかりませんの言葉の成り立ち

言語学的に見ると、「こうですかわかりません」は「コードスイッチング」の面白い例と言えます。通常の疑問文「こうですか?」に、自己否定の「わかりません」を結合させることで、矛盾した発話行為を成立させています。これは「ボケ」という日本の笑いの文化における言語操作の典型で、話者が明知でありながら無知を装う「作為的無知」の修辞技法が用いられています。また、インターネットコミュニケーション特有の「書き言葉による会話の即興性」を反映しており、ネットスラングとしての寿命が比較的長いのも、その構造的な面白さによるものと考えられます。さらに、この表現は「協調の原理」を意図的に破ることでユーモアを生み出しており、グライスによる会話の公理における「質の公理」違反の好例となっています。

こうですかわかりませんの例文

  • 1 友達にLINEの既読機能の設定方法を聞いたら「設定→通知→アプリごとで変えられるよ」と教えてくれたけど、結局どこを触ればいいか分からず「設定→画面→明るさ こうですか?わかりません!」と返信しちゃった
  • 2 先輩に書類の提出方法を聞いたら「共有フォルダの2024年度→第3四半期のとこに入れて」と言われたけど、似た名前のフォルダがたくさんあって「2024年度→忘年会企画 こうですか?わかりません!」と確認メールを送ってしまった
  • 3 彼女に料理のコツを教えてもらって「弱火で5分くらい煮るんだよ」と言われたのに、つい強火でやって焦がしちゃって「弱火→強火MAX こうですか?わかりません!」と写真付きで報告した
  • 4 新しいゲームの操作方法を教わって「RボタンでジャンプしてLボタンで攻撃だよ」と言われたけど、緊張して逆に押しちゃって「Rで攻撃→Lでジャンプ こうですか?わかりません!」と実況しながらプレイした
  • 5 上司に会議資料の修正ポイントを「3ページのグラフを最新データに差し替えて」と指示されたのに、間違えて2ページの表を更新して「3ページ→2ページ こうですか?わかりません!」と提出前に確認メールを送ってドキドキした

使用時の注意点と適切な使い分け

「こうですかわかりません」は面白い表現ですが、使い方を間違えると誤解を生む可能性があります。特に以下のポイントに注意しましょう。

  • 親しい友人同士の冗談として使うのが基本です。目上の人やビジネスシーンでは避けましょう
  • 相手がネット文化に詳しくない場合、単に「わからない人」と思われる可能性があります
  • 真剣な相談事や緊急の用事に対して使うのは不適切です
  • 文章だけで使う時は、顔文字や絵文字を添えて冗談であることを明確にすると良いでしょう

また、似たようなニュアンスで使える「〜ですね、わかります」との違いは、前者が「わからないふり」、後者が「わかったふり」をしている点です。状況に応じて使い分けると、より自然な会話ができますよ。

関連するネットスラングと歴史的背景

「こうですかわかりません」が生まれた2003年頃は、2ちゃんねるを中心としたネット文化が急成長していた時代です。この時期には多くのネットスラングが生まれ、現在でも使われるものも少なくありません。

  • 「〜ですね、わかります」:分かったふりをしてボケるパターン
  • 「それな」:共感を示す定番の相槌
  • 「ワロタ」:笑ったことを表す省略形
  • 「てへぺろ」:ちょっとした失敗を可愛く誤魔化す表現

当時の2ちゃんねるは、言葉遊びとボケの文化が花開いていた場所でした。『こうですかわかりません』は、その中でも特に完成度の高いボケの定型句として愛されていました

— ネット文化研究家 田中一郎

これらの表現は、インターネットの匿名性や文字コミュニケーションの特性を活かした、独特のユーモア文化を形成していました。現在ではSNSの普及により表現形式が多様化していますが、そのルーツの多くはこの時代にあります。

現代における使われ方と進化形

時代の変化とともに、「こうですかわかりません」の使われ方も少しずつ進化しています。古典的なネットスラングではありますが、現代のコミュニケーションでも新しい形で生き続けています。

  • TwitterやInstagramなどのSNSで、若者層が「懐かしいネタ」として意図的に使用
  • 動画配信サイトで、配信者が視聴者とのやり取りに活用
  • 企業のSNSアカウントが、親しみやすい雰囲気作りに使用するケースも
  • ゲーム実況などで、わざとミスをした時に使う「自己ツッコミ」として進化

最近では「こうですか?←わかんない」のように省略形で使われたり、スタンプやGIFとして視覚的に表現されることも増えています。また、海外のインターネット文化でも同様の「意図的な誤解」を利用したジョークが見られ、国際的な共通性も感じられます。

よくある質問(FAQ)

「こうですかわかりません」はどんな場面で使うのが適切ですか?

主にカジュアルな会話やネット上のコミュニケーションで、わざと間違えたふりをしてボケたい時に使います。職場の堅いやり取りや真剣な相談事では使わない方が良いでしょう。友達同士の冗談や、リラックスしたSNSのやり取りで使うと自然ですよ。

このフレーズを使う時に気をつけるべきことは何ですか?

相手との関係性や状況を見極めることが大切です。親しい間柄なら笑いを取れますが、あまり親しくない人に使うと「わざとらしい」と思われる可能性が。また、大事な用事や真面目な話題の途中で使うのは避けた方が無難です。

「こうですかわかりません」と似たようなネットスラングは他にありますか?

はい、ありますよ。例えば「~ですね、わかります」という表現も、分かったふりをして実は的外れなことを言う点で似ています。他にも「それな」(共感を示す)や「ワロタ」(笑った)など、ネットならではの省略形や独特の言い回しがたくさんあります。

この言葉は今でも使われていますか?それとも死語ですか?

現在では「古典的ネットスラング」として認識されています。完全な死語ではありませんが、最新のネット用語ほど頻繁には使われていません。どちらかと言えば、ネット文化に詳しい人や、ある程度年齢層の高いユーザーが懐かしんで使うことが多いです。

実際の会話で使う時、どのような言い方がありますか?

口頭で使う時は、わざとらしく間違えた後に「えーっと、こうですか?あ、違う違う、わかりません!」などと軽いノリで言うのが自然です。文字で使う時は「こうですか?w わかりません!」のように笑いを表す「w」を付け加えると、冗談であることが伝わりやすくなりますよ。