「k」とは？意味や使い方をご紹介

「K」または「k」とは、11番目のアルファベットの文字であり、日本語では「ケイ」「ケー」と発音します。

「k」を含む言葉の音はほとんどが「/k/」となっており、英語では「kick」「kilo」など、日本語では「カ行」の音に相当します。

ここでは、「k」の字が示す代表的な意味についてまとめます。

単位としての「k」には、「1000」「解像度」「温度」「金の含有量」などの意味があります。順にご紹介します。

「k」には、「1000」を表す単位としての意味があります。特に断りがなければ「金額」を示しており、「5k」であれば「5000円」、「10k」であれば「10000（1万）円」を意味しています。「k」の表記は小文字でも大文字でも構いません。

由来となっているのは、「キロメートル」や「キログラム」でおなじみの「キロ（kilo）」です。「1000m」＝「1km」が成り立つように、「k」には伝統的に「1000倍」を表す記号としての意味があります。

主にネットの掲示板などで使用されている符牒であり、桁を省略して入力の手間を省いたり、「何千円なのか」を直観的に伝達するために考案された記法であると考えられます。公的な書類などで使用されることはありません。

【主な使い方】

• 昨日はパチスロで7kくらい使った。
• 予算が12kしかないから、今回は型落ちのパーツで我慢しようと思う。

「4Kテレビ」や「8Kテレビ」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。「4K」「8K」はそれぞれ「4000」「8000」の意であり、これは画面の「解像度」を表しています。

4Kであれば画面解像度が「3840×2160」であり、3840は約4000であることから、4Kと呼ばれているわけです。解像度が高ければ高いほど、より鮮明な画質で映像を鑑賞することが可能です。

「K」は、絶対温度を表す「ケルビン」（kelvin）の記号でもあります。物質の原子や分子が活動を停止する温度を「ゼロ」（絶対零度）と定めた単位系であり、「0℃=273.15K」という式が成り立ちます。

「K」は宝石用語において「金の含有量」を表す「カラット」（karat）の記号でもあります。「18K」「18金」「K18」などと書かれます。（※宝石の質量を表すカラット[carat]とは異なります）

金の含有量（純度）を24分率で表しており、「18K」であれば金の含有量が75%以上、「24K」であれば100%となっています。

「K」は、「王様（King）」を象徴するイニシャルでもあります。この場合、小文字ではなく大文字で「K」と書かれるのが常です。転じて、チェスにおける「キングの駒」を表す記号でもあります。

また、トランプの「K」に由来して数字の「13」を表す記号でもあります。トランプを使ったゲームにおいて、絵札は「J=11」「Q=12」「K=13」と数えられます。

【主な使い方】

• Kの駒を前へ動かす。（チェス）
• スペードのKさえくれば、役が揃う。（トランプ）

『K』（ケイ）は、「GoHands」制作のアニメーション作品（および、シリーズ作品）です。「GoLA」と称された7名のライトノベル作家が原案を担当しました。

現実とは異なるパラレルワールドの日本を舞台に、強力な異能力を持つ7人の「王権者」（Kings）をめぐる確執や交流を描くストーリーとなっており、美麗な作画や魅力的なキャラクターによって多数のファンを獲得しました。

2012年にTVシリーズ第1期が放送されたのち、2014年に映画「K MISSING KINGS」が公開。2015年にはTVシリーズ第2期「K RETURN OF KINGS」が放送され、さらに2018年からは7部作である映画「K SEVEN STORIES」が順次公開となっています。

「k」が表すその他の意味についてまとめます。

• カリウムの原子記号「K」
• ローマ数字で「50」(現在は「L」と書くのが通例)
• 印刷用語で、基本色を示すCMYKのうちのK（黒）
• 電子殻のうち、最も内側の軌道。K殻
• 見取り図で、キッチンの意。2DKなどのK
• 野球用語で、三振（Knockout）の意
• 夏目漱石の小説『こゝろ』の登場人物
• BUMP OF CHICKENの楽曲名『K』
• 韓国のアーティスト「K」