「特別」の意味や使い方
「特別(とくべつ)」は普通や一般と違うこと、他とはっきり区別されること、そのように扱うことの意味です。後に打ち消す言葉が続く場合は、それほど、これといって、の意味になります。
例
- 特別な感情
- 特別な才能をもつ人
- 特別に仕立てたスーツ
- 特別割引
- 特別に許可する
- 今日は特別寒い
- 特別大きいシャツ
- 特別変わったことはない
- セールといっても特別安くはない
「特別」のつく関連語や慣用句
- 特別扱い
- 特別委員会(とくべついいんかい)
- 特別委任(いにん)
- 特別横線小切手(おうせんこぎって)
- 特別会計
- 特別活動
- 特別官庁(かんちょう)
- 特別規定(きてい)
- 特別急行
- 特別教室
- 特別区
- 特別刑法(けいほう)
- 特別決議(けつぎ)
- 特別減刑(げんけい)
- 特別高圧(こうあつ)
- 特別攻撃隊(こうげきたい)
- 特別抗告(こうこく)
- 特別高等警察
- 特別国会
- 特別裁判所
- 特別裁判籍(さいばんせき)
- 特別支援学級(しえんがっきゅう)
- 特別支援教育(しえんきょういく)
- 特別支援学校(しえんがっこう)
- 特別償却(しょうきゃく)
- 特別上告(じょうこく)
- 特別職
- 特別清算(せいさん)
- 特別担保(たんぽ)
- 特別地方消費税
- 特別徴収(ちょうしゅう)
- 特別配当(はいとう)
- 特別賦金(ふきん)
- 特別弁護人
- 特別法
- 特別マル優(まるゆう)
- 特別目的会社
- 特別養護老人ホーム(ようごろうじんほーむ)
- 特別養子制度(ようしせいど)
- 特別予防
「特別」の類語
「特別」の類語は、「格別(かくべつ)」「別格(べっかく)」「特殊(とくしゅ)」です。
「特別」「特殊」は善悪どちらでも、普通や一般と違っていることをいいます。「格別」は良いことについていう場合が多く、「別格」は定められた格式とは別であること、また、他とは別の良い扱いを受けることです。
例
- この店のケーキは□□おいしい…○特別、○格別、○別格、×特殊
- 今年の花の美しさは□□だ…○特別、○格別、△別格、×特殊
- 彼だけは□□だ…○特別、×格別、○別格、×特殊
- □□の御厚意(ごこうい)ありがとうございます…△特別、○格別、×別格、×特殊
- □□な道具を使う…△特別、×格別、×別格、○特殊
その他に意味合いの似た言葉は、以下のようなものがあります。
他と異なる
- 特異(とくい)
- ユニーク
- スペシャル
- 特質(とくしつ)
- 異色(いしょく)
- 特色(とくしょく)ある
普通と違う
- 常(つね)ならず
- 尋常(じんじょう)でない
- いつにない
- らしからぬ
- 不自然
- 当たり前でない
- 非常
- 異常
- 常識を超える
- ただごとでない
- 月並み(つきなみ)でない
- 並大抵(なみたいてい)でない
- 異彩(いさい)を放つ
- 独特(どくとく)
- 個性的
- 桁違い(けたちがい)
- 超人的(ちょうじんてき)
「特別」の英語
「特別」の英語は、specially(それだけのため)、particular(格別の)、especially、particularly(とりわけ)、exceptionally(例外的に)、unusually(いつもと異なる)、などがあります。
- 誕生日にはなにも特別なことはしない…I do nothing special on my birthday./I do nothing in particular on my birthday.
- 特別な注意を払う必要がある…This needs special attention.
- 彼は特別信用のおける人物だ…He is an especially reliable person.
- 今年の冬は特別寒い…It is unusually cold this winter.
- 今、特別申し上げることはありません…I have nothing in particular to say at the moment.