「飛躍」の意味や使い方
「飛躍」は「ひやく」と読み、文字通りに高く飛び上がることが本来の意味です。そこから転じて、細かい意味合いが分かれ、以下の方が日常的に使うことが多くなりました。
広い世界に飛び出して活躍すること。勢いよく活動すること。
- 世界に飛躍する企業
急速に進歩(しんぽ)、向上(こうじょう)すること。
- 飛躍の年を迎える
- 飛躍的に発展(はってん)する
- 売り上げが飛躍する
論理などが正しい順序や段階をふまず、急にとびはなれたところに移ること。
- 話が飛躍しすぎる
- 論理(ろんり)の飛躍
「飛躍」の類語
「飛躍」の類語は「跳躍(ちょうやく)」です。どちらも跳び上がる意味ですが「跳躍」は跳び上がる動作そのものをあらわし、「飛躍」のように進歩といった意味合いはありません。
その他に意味合いの似た言葉は、以下のようなものがあります。
飛ぶ、跳ねる
- 飛ぶ(跳ぶ)
- 飛び上がる
- 跳ね上がる
- 飛騰(ひとう)
- 跳騰(ちょうとう)
- 騰躍(とうやく)
- 跳梁(ちょうりょう)
- 躍起(やっき)
- 躍(おど)り上る
- 躍躍(やくやく)
- ホップ
- ステップ
- ジャンプ
- スキップ
出世
- 立身(りっしん)
- 立身出世(りっしんしゅっせ)
- 栄達(えいたつ)
- 顕栄(けんえい)
- 顕達(けんたつ)
- サクセス
- 時めく
- 身を立てる
- 身を起こす
- 身を立て名を挙げ
- 功成り名を遂げる (こうなりなをとげる)
- ものになる
- 成り上がり
- 這(は)い上がる
- 伸(の)し上がる
- 世に出る
- 世に用(もち)いられる
- 芽が出る
- 躍進(やくしん)
- 累進(るいしん)
- 一足飛び
- 地歩(ちほ)を固める
- 礎を築く(いしずえをきずく)
- 足場を固める
- 一人前
- 押しも押されぬ
- 立志伝中の人物(りっしでんちゅうのじんぶつ)
- 一引二才三学問(いちひきにさいさんがくもん)
発展
- 進歩(しんぽ)
- プログレス
- 進展(しんてん)
- 発展(はってん)
- ディベロップメント
- 生々発展(せいせいはってん)
- 発達(はったつ)
- 熟達(じゅくたつ)
- 上達(じょうたつ)
- 進化(しんか)
- 高度化(こうどか)
- 活性化(かっせいか)
- 向上
- 上昇
- 高まる
- 伸びる
- 上向く
- 上り坂
- 先進(せんしん)
- 前進(ぜんしん)
- 一歩を進める
- 前向き
- 捗る(はかどる)
- 進捗(しんちょく)
- 上げ潮
- 波に乗る
- 順風(じゅんぷう)
- 拡大
- 拡張
- 末広(すえひろ)
- 成長
- 花開く
- 開花(かいか)
- 突破口(とっぱこう)を開く
- 活路(かつろ)を開く
- 打開(だかい)
- ブレークスルー
- マドルスルー
- 道が開ける
- 脱皮(だっぴ)
- 蝉脱(せんだつ)
- 呉下の阿蒙にあらず(ごかのあもうにあらず)
- 改進(かいしん)
- 進境(しんきょう)
- 発展的(はってんてき)
- 積極的(せっきょくてき)
- 進歩的(しんぽてき)
- 日進月歩(にっしんげっぽ)
- 邁進(まいしん)
- 累進(るいしん)
- 進撃(しんげき)
- めきめき
- ぐんぐん
- 着実(ちゃくじつ)
- 着々(ちゃくちゃく)
「飛躍」の英語
「飛躍」の英語は、a jump、a leap(飛ぶ)、progress(進歩)などがあります。
- 飛躍的進歩をする…make rapid progress
- 科学上の発明によって飛躍的進歩をする…make a breakthrough in cancer research
- 彼の商売は飛躍的発展をとげた…His business by leaps and bounds.
- あなたの言うことには論理の飛躍がある…There's a gap in your reasoning./There's an illogical jump in what you say.
- 一大飛躍をすべきときだ…Now is the time for us to take a great leap forward.