「コンスタント」とは?意味や使い方をご紹介

最近では、野球やテニスなど、日本人スポーツ選手が大活躍しています。特に、メジャーリーグで活躍している大谷選手は、「コンスタントに打って、今週のMVPですね!」などと「コンスタント」という言葉を耳にします。ここでは、そんな「コンスタント」の意味についてご紹介します。

目次

  1. 「コンスタント」の意味  
  2. 「コンスタント」の語源
  3. 「コンスタント」~世界中に広がっている言葉~
  4. 「コンスタント」の使い方
  5. 「コンスタント」まとめ

「コンスタント」の意味  

現在では、カタカナ語として定着している「コンスタント」という語ですが、どのような意味で使われているのでしょうか。皆さんも、きちんと教えてもらったことはなく、ニュースや会話の文脈から「コンスタント」の意味を学んでいったのではないでしょうか。

「コンスタント」~常に一定状態~

辞書には、「いつも一定しているさま」、「恒常的」、「不変の」とあります。皆さんのご理解している通りの意味だと思います。それだけでは、物足りませんから、もう少し深く意味を考えてみましょう。カタカナ英語として現在、日本にかなり浸透している「コンスタント」は、英語の「constant」から来ているものなので、その英語の語源から見ていきたいと思います。
 

「コンスタント」の語源

「コンスタント」の語源は、古典ラテン語の形容詞「constare」が語源で、「一緒に立っている」、「存続している」という意味です。その後、「constans」というラテン語が生まれ、意味は、「安定した、堅実な」です。さらに、「constantem」となり、フランス語を経由して、現在の英語である「constant」という語に変化したして現在に至っていると言われています。

私たちが何気なく使っている「コンスタント」という語は、非常に古くからある言語であることがわかりました。紀元前の人々も「コンスタント」に活躍したい!と考えていたのかもしれませんね。

「コンスタント」~世界中に広がっている言葉~

「コンスタント」の語源になっているラテン語が、幅広い地域で使われていたローマ帝国時代に、「コンスタンティヌス」というローマ帝国の再建をした皇帝がいました。「コンスタンティヌス」とは、「不変であるもの」という意味があり、その名前が付けられた人です。コンスタンティヌス帝の父は西ローマ帝国の皇帝で、「コンスタンティウス」、ローマ帝国の皇帝では、「コンスタン~」という名前の皇帝がたくさんいました。おそらく当時の親たちは子どもに「変わらず」や「不変」の強さや逞しさを持って立ってくれと願いをこめたのでしょう。

現在のイスタンブールは、東ローマ時代に首都になっており、「コンスタンティノープル」、世界的に有名なオーストリア人の作曲家であるモーツァルトの名前は「コンスタンツェ」と様々なシーンで語源が一緒の「コンスタン~」という語が世界中に存在します。ですから、カタカナ英語として日本に広まったのも必然の流れなのかもしれませんね。

「コンスタント」の使い方

「彼は、コンスタントに営業成績が素晴らしい。」

ここでの「コンスタント」は「一定している」という意味で使われています。または、「不変の」という意味でも良いですね。彼は、不変の活躍だ!という意味で褒められているのかもしれません。ずっと営業成績が1位ならば、あだ名は、「コンスタンティヌス帝(不変の皇帝)」ですね!ということで、比較的悪い意味で「一定している」とは使わないので、良い状態の際に「コンスタント」という語は用いられます。
 

「コンスタント」まとめ

ここまで、「コンスタント」という語について説明させていただきました。皆さんも「不変に」、「一定」して生きていくことの難しさを痛感しているのではないかと思います。私たちも「コンスタント」なリズムを作って、生活していきたいものですね。
 

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