「気遣い」の意味や使い方
「気遣い」は「きづかい」と読み、心配してあれこれと心づかいをすることです。日常的に、挨拶代わりとして「どうぞお気遣いなく」と言うことがあるのではないでしょうか。大げさに騒ぐような心配ではなく、かといって無神経な無視でもない、ほんの少しの気遣いはごく自然に出るもので、する方もされる方も心地よい関係性が生まれます。
また、反対に悪い意味で心配していることが実際に起こることを懸念する場合にも、「ここなら人に知られる気遣いはない」というように使います。どちらの意味の場合も、かなりナイーブな心理が根底にあるようです。
「気遣い」の類語
「気遣い」の類語は、「配慮(はいりょ)」「心配り(こころくばり)」「気配り(きくばり)」「心遣い(こころづかい)」などがあります。「配慮」は深く考えて気を配ること、「心配り」「心遣い」は相手のために良いようにと、思いやりの気持ちが強くなります。
その他、「細心(さいしん。細かいところまで注意が行き届くこと)」「気兼ね(きがね。他人に対して気を遣い、したいことをしない場合に使う)」も意味合いが似た言葉です。
「気遣い」の英語
「親切な気遣い」の意味
親切な気遣い、心遣いはconsideration、thoughtfulnessになります。
・彼は親切な心遣いを示してくれた…He showed kind consideration for me.
・お心遣いを感謝します…I appreciate your thoughtfulness.
「心配する気遣い」の意味
心配する気遣いはcare、その他にworry(気苦労)、anxiety、uneasiness(災難や不幸に対する不安)があります。
・心配しすぎ…You worry too much.
・心配そうな顔つきで…with an anxious look
・私のことでしたらご心配には及びません…Don't trouble yourself about me. I'm all right.