「スヌーズ」とは?意味や機能をご紹介

目覚まし時計のスヌーズ機能の「スヌーズ」、どんな意味かご存知でしょうか?「スムーズ」ではなく「スヌーズ」です。最近はメールにもありますよね。誰もが知っているようであまり知られていない「スヌーズ」の意味や類語との違いをご紹介します。

目次

  1. スヌーズの意味
  2. スヌーズ機能とは?
  3. スヌーズ機能は良くない?
  4. 「スヌーズ」の類義語
  5. メールの「スヌーズ」

スヌーズの意味

「スヌーズ」は英語で「snooze」とつづります。意味は居眠りやうたた寝です。夜中にぐっすりとベッドで眠ることではなく、昼間に軽く眠ることを表します。先生の授業がつまらなくて眠っている学生がまさにそうですね。

英語の「snooze」には退屈で眠気を誘うものという意味もあります。先ほどの例でいえば、先生も「snooze」というわけですね。スラングで、「snoozer」とも表記されるようです。

動詞と名詞どちらの意味もあり、動詞の時は「doze」、名詞では「nap」と同じ意味です。

スヌーズ機能とは?

日本で「スヌーズ」と言えば、大抵まず頭に浮かぶのが目覚まし時計の「スヌーズ機能」ですよね。設定した時刻にアラームが鳴った後、数分おきに何度か繰り返してアラームが鳴る機能です。

一度アラームを止めた後でうっかり寝てしまっても、再度起こしてくれる便利な機能ですよね。人によっては確信犯的に二度寝に突入するようですが…。

ここで使われている「スヌーズ」は浅くて軽い眠りという意味です。ベッドの中での睡眠には「snooze」よりも「sleep」が適切なのですが、この場合には浅い眠りなので「snooze」が使われます。

「スヌーズ機能」は英語では「alarm function」となります。機能自体に「snooze」という単語は含まれません。でも、「スヌーズを設定する」は「set snooze」で「スヌーズボタン」は「snooze button」なので、和製英語ではないようです。これなら海外旅行でも安心して使えそうですね。

スヌーズ機能は良くない?

大変便利で心地よい「スヌーズ機能」ですが、実は良くないと言われています。人間の眠りには、ノンレム睡眠とレム睡眠と呼ばれる、浅い眠りと深い眠りの2種類があります。このうち疲れがとれるのはレム睡眠という深い眠りです。

「スヌーズ機能」を使うと浅い眠りが続きますよね。これでは疲れが取れないというわけです。二度寝のために設定時刻を早めていれば、それだけ深い眠りが短くなるのでなお悪いといえます。

さらに、二度寝が習慣化されたり起きる意志が薄れるといった弊害もあるそうです。目覚めるために体の中で起きる準備が行われないという説もあります。

理想はアラームを使わないで起きることですが、なかなか難しいですよね。ケースバイケースで自分に合った使い方をしていきたいですね。

「スヌーズ」の類義語

「snooze」と類義語の意味を比べてみましょう。

  • snooze…浅い眠りや短い眠り。フォーマルな言葉ではありません。
  • sleep…一般的な言葉。眠っていることなら大抵はこれが使えます。
  • doze…浅い眠り。声をかけたり揺さぶれば簡単に起きるくらい。
  • nap…短時間の睡眠。いわゆる昼寝。
  • slumber…文章語。ぐっすり熟睡している。
  • drouse…うとうとしている。眠りつつある。

メールの「スヌーズ」

今までお伝えしてきたように、「スヌーズ」は本来居眠りという意味です。しかし、近年ではこの意味から離れた使い方がなされています。

たとえば、メール。有名なGmailにはメールの「スヌーズ機能」があります。電子メールは一度読んでしまうと新しいメールに埋もれてしまいますよね。後から返信しようと思っていてもそのまま忘れてしまうこともあります。しかし、「スヌーズ機能」を使うと既読メールが設定時刻に再び受信トレイの上部に現れます。

「スヌーズ」の意味はもはや居眠りではなく、一定時間後に繰り返してくれる、という意味に変わりつつあるのかもしれませんね。

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