ドロップ(drop)とは
「ドロップ(drop)」には次のような意味があります。
- 落ちる、落とす。
- 一滴、雫。
- 飴玉。
- やめる、中断する。
- 悪化する、死ぬ。
- 立ち寄る、届ける、連絡する。
カタカナの「ドロップ」とアルファベットの「drop」では若干意味合いが異なります。どちらも「落ちる」が一般的ですが、カタカナでは飴玉と受け取られることが多いようです。一方、アルファベットの「drop」には多様な意味があります。では、いくつか使い方を見ていきましょう。
カタカナの「ドロップ」
意味
日本語のカタカナで「ドロップ」という場合、多くの人は缶に入ったキャンディを想像するようです。ジブリ映画『火垂るの墓』で印象的なあの飴玉ですね。これは英単語「drop」の「雫」という意味からきているものと考えられているようです。形がしずく型、ということですね。
飴玉以外では、「落ちる」の意味がほとんどです。野球やゴルフなどのスポーツでも急に落ちるボールを「ドロップ」と呼びます。その他テニスではネット際に落とすことをドロップショットと呼びます。成績では不合格が「ドロップ」です。単位を落とすということです。
そして、RPGなどのゲームでもドロップはよく出てきます。ドロップアイテムというやつです。モンスターなどが落とすアイテムがドロップアイテムですね。
マウス操作でも「ドロップ」は出てきます。クリックしたままドラッグした後、手を放すこと、これを「ドロップ」といいます。「ドラッグアンドドロップ」のドロップです。
使い方
- 「先輩、必修科目大丈夫でした?」「いや、ドロップした。留年確定した。」
- ボールをドロップさせる。
- 「このアイテムの入手方法は?」「課金者特典。無課金でやるんだったらボスのドロップにかけて倒し続けるしかない。」
アルファベットのdrop
意味
アルファベットの「drop」も「落ちる」の意味でよく使われます。しかし、日本語の「ドロップ」に比べると、「雫」や「一滴」などの用法が多くなります。点滴や目薬などの滴りのことも「drop」で表します。というのも、元々「drop」が表すのはこういったぽたぽた落ちることだからです。どさっと落ちることは「fall」など別の単語がよく用いられます。
また、「drop」には「中断する」とか「見えなくなる」という意味もあります。IT分野ではデータベースを「drop」すると消えてしまいます。試合から退場することや社会から離脱することを「drop out」と呼んだりします。
逆に、連絡するという意味もあります。ヒントを与えたり提案したり、手紙を出すことも「drop」です。文脈での判断が重要になりますね。
例文
- The rain drop from window.(窓から雨がぽたぽた落ちる)
- The bottle dropped off my hand.(私の手から瓶が滑り落ちた)
- He dropped out of sight.(彼は行方をくらました)
熟語表現
「drop」は他の単語と結びついて熟語を作ることでより多くの意味を表します。いくつか紹介しましょう。
- drop by(立ち寄る)
- drop out(みえなくなる)
- drop at(届ける)
- drop off(話が途絶える)
- drop a note(手紙を出す)