「洒落込む」とは?意味や使い方をご紹介

「洒落込む(しゃれこむ)」ような機会は、私たちの日常生活ではあまりないかもしれません。しかし、改まった席や特別な日などに「洒落込む」ことは、少し面倒でも心躍る体験になるのではないでしょうか。この記事では、「洒落込む」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「洒落込む」とは
  2. 「洒落込む」の例文と使い方
  3. 「洒落込む」の類語
  4. 「~込む」という言葉
  5. 「洒落怖」とは

「洒落込む」とは

「洒落込む(しゃれこむ)」には、「入念におしゃれをすること」「普段はしないような気の利いたことをすること」という2つの意味があります。

「洒落る」に「込む」を付けることで、意味が強調されます。「込む」は、「すっかりその状態になる」ことを表します。「洒落る」には、前述した「おしゃれをする」「気が利く」のほか、「気の利いた文句や冗談を飛ばす」「生意気なことをする」などの意味があります。

「洒落込む」の例文と使い方

  1. 久しぶりに洒落込んだ妻を見て、惚れ直した。
  2. 初デートだからといって、そんなに洒落込むと気疲れしてしまうよ。
  3. 今日は誕生日だから、フレンチのフルコースと洒落込もうじゃないか。

1と2の例文では、お化粧や服装に気合を入れている様子がわかります。一方、3の例文は、特別なことを思い切ってやってみよう、というわくわくした気持ちを表しています。

何も、高価な食事や旅行をすることだけが「洒落込む」ことではありません。「月がきれいだから散歩しよう」「電気を消して、ゆったり音楽を聴きながら湯船に浸かろう」など、日常のちょっとした場面も、「洒落込む」ことで気分が上がるかもしれません。

「洒落込む」の類語

飾り立てる

「ことさら目立つように飾ること」、「けばけばしく飾ること」という意味です。「宝石をジャラジャラつけてブランドもので飾り立てる」など、あまり上品とはいえない表現かもしれませんね。

よそゆき

「外出のときに着る衣服」のことですが、比喩的に「改まった言葉づかいや動作」のことも表します。「パーティーの席では、優雅な立ち振る舞いをしてよそゆきの言葉で話す」と使います。「よそいき」ともいいます。

「~込む」という言葉

めかし込む

「洒落込む」とほぼ同義の言葉です。異なる点は、「洒落込む」は気の利いたことをするという意味も含まれますが、「めかし込む」が表すのは身なりを飾ることのみです。

本来、「めかす」は「おしゃれをする」という意味のほか、接尾語として「それらしく見えるようにする」「ふるまう」と使う場合もあります。「冗談めかす」「秘密めかす」などが使用例です。

しけ込む

「悪所や情人宅などにこっそり入り込むこと」です。秘密の恋愛の場面でよく使われます。また、「金回りが悪くて家にじっとこもっている」という意味もあります。お金がないので気持ちがふさぎ、外出する気分になれないということです。

決め込む

「勝手にそうと決めて思い込むこと」、「そうと決めて意図的にある態度や行動を取ること」という意味のほか、「自分がその人物になったつもりになること」も表します。それぞれの例文をご紹介します。
 

  • 自分が正しいと決め込んでいる。
  • 誰にも会いたくないので居留守を決め込む。
  • 文化人を決め込み、インタビューを受ける妄想をする。

「洒落怖」とは

皆さんは「怖い話」はお好きでしょうか?「洒落怖(しゃれこわ)」とは、「死ぬほど洒落にならない怖い話」の略称です。「洒落込む」とは全く意味の異なるものです。2ch(2ちゃんねる、現在の5ch)に「怖い話」を語るスレッドがあり、そこから生まれた言葉です。

「洒落にならない」とは、「冗談にならない」「笑えない」ということです。それに「死ぬほど」が付くことで、尋常ではないことを表しています。

具体的な内容は、オカルト(心霊などの超自然的な現象)、その地の伝説、残虐なニュースなどです。会話も多く盛り込まれ、臨場感あふれる文章になっています。中にはクスリと笑えるようなものや、心が温まるものもあります。ただ、創作も多く、真偽のほどは定かではありません。

代表的なものをいくつかご紹介します。検索すると、詳細が出てきます。しかし、恐怖に飲まれないよう、くれぐれも注意してご覧ください。怖いものが苦手な方はやめておきましょう。
 

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