「キュン死」の意味
「キュン死」とは、死んでしまうかと思うほどに胸がきゅんとする気持ちを言います。1983年のヒット曲やCMで有名な「胸キュン」という言葉は類義語と言えますが、「キュン死」は「胸キュン」より更に強い衝撃を伴うものです。
「きゅん」とは、広辞苑に、"強く感動して瞬間的に胸が締め付けられるように感じるさま”とあります。
特に恋心を抱く異性などのかっこいい又は可愛い一面を見るに際し、この胸がきゅんと締め付けられる衝動があまりに強く、心臓が止まって死にそうだと感じる状態であると、「キュン死」という言葉が充てられます。
「キュン死」の由来
2001年9月号から2006年12月号まで少女誌「別冊マーガレット」に連載された、中原アヤの漫画作品「ラブ★コン」において、主人公の女学生、小泉リサが「キュン死(じ)に」という言葉を用いたのが始まりとされています。
(引用)
小泉リサ「キュン死にや!!」
「そんな彼女に大谷くんも…」
小泉リサ「キュン死にや!!」
「キュン死」という言葉は、漫画読者である若い女性中心に広がり、その後幅広い世代の間で使われた流行語です。
「キュン死」の使い方
「キュン死」は、由来が恋愛を描く漫画であることからも、思いを寄せる異性の行動に対しての表現として用いられることが多いです。
- 「○○くんに壁ドンされて”好きだよ”なんて囁かれたら、もう私キュン死しちゃう!」
- 「□□ちゃんが後ろから袖引っ張って潤んだ目で見つめてくるから、危うくキュン死するとこだったよ。」
小動物や可愛い物など、恋心に似た気持ちを感じる際にも「キュン死」を使う場合があります。
- 「子犬がクルクル遊び回る姿が可愛いくてたまらない!…キュン死♡」