「炎上」とは?意味や使い方をご紹介

みなさんは「炎上」という言葉をご存じでしょうか?最近よくニュースや報道番組などで話題に上ることが多いので、一度は耳にしたことがある人も多いと思います。今回はそんな「炎上」について詳しい意味や具体的な使い方についてご紹介します。

目次

  1. 「炎上」の意味と使い方
  2. SNSにおける「炎上」
  3. 「炎上」の類語
  4. 「炎上」の英語表現

「炎上」の意味と使い方

炎上にはいくつかの意味があります。ここでは3つご紹介します。

火が燃え上がること。特に、大きな建造物が火事で焼けること。

「炎上」は「炎」が「上がる」と書きます。「炎」は「燃えている火の先端部分」を意味し、「火(ほ)の穂」から来ています。また、「怒り」、「ねたみ」、「恋情」といった心中におこり立つ激しい感情のたとえにも使われる言葉です。

(例文)

  • 交通事故により転倒したタンカーが炎上した

野球で、投手が打たれて大量に点を取られること

野球においてピッチャーが滅多打ちにされることを新聞で「○○投手火ダルマ」といった風に表現されていて、そこから「炎上」という言葉が用いられるようになったと言われています。

(例文)

  • この投手は6回に炎上し墜落してしまった

SNSやブログなどでの失言に対し、非難や中傷の投稿が多数届くこと

インターネット用語として使われる「炎上」の「炎」はまさに「世間の怒り」を指しています。投稿者の発言や行為などが皆の怒りを買い、火がついて消火、鎮火することができないような収拾のつかない状況を表しています。また、非難が集中してそのサイトが閉鎖に追い込まれることも同様に「炎上」といいます。

(例文)

  • 政治家の発言が世間の怒りを買い、政治家のブログが炎上した
  • アイドルの誤投稿により、彼女のサイトは炎上した。

SNSにおける「炎上」

SNSの発展と共に、近年インターネットにおける「炎上」は増加しています。ニュースや報道番組等で特集されるようにもなりました。失言や不祥事をきっかけにブログやツイッターなどのSNSに批判的なコメントが殺到し、収拾がつかなくなってしまった事例が多く存在しています。

「炎上」の類語

「火の手が上がる」

「火の手が上がる」とは「火が勢いよく燃え出す、火柱が上がる勢いで燃える」ことを意味する言葉です。「火の手」とは「火事などで、燃え上がる炎。その勢い」のことです。また「攻撃や闘争などの激しい行動やその勢いをたとえて言う言葉でもあります。「そのマンションの火事は一階の部屋から火の手が上がったと考えられている」

「叩き」

一般的な「叩き」とは「打つこと」や「魚の叩き」のことを意味したりしますが、インターネット用語における「叩き」とは「社会的に問題を起こしたり、不適切な発言をした人をおとしめること」を意味します。ブログや掲示板サイトにおいて犯罪自慢したものに非難を浴びせるといったものです。「インターネット上で非難が集中すること」という「炎上」と近い意味を持つ言葉です。「ある評論家が不謹慎な発言をして、ネット上で酷く叩かれていた」

「祭り」

「祭り」は「神仏や祖先をまつること。また、その儀式。」を意味する言葉ですが、インターネット用語で「ブログなどで、特定の個人・企業などが社会的に問題がある言動をしているのが他のユーザーに発見され、広く知れ渡ること。」を意味する言葉です。

「炎上」の英語表現

「炎上」を英語で言うと"flaming"になります。"flame"は「炎、火炎」という意味の言葉です。「炎上する」は英語で"go up in flames"という表現になります。"The building went up in flames" 「その建物は炎上した」


人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ