「エクストリーム」とは
「エクストリーム」とは、英語のextremeのことです。
extremeの意味は極端な、極度の、過激な、危険な、過酷な、などの意味があります。
extremeは上記の他に名詞としての意味(極端、極度など)も持ちますが、日本においてカタカナで「エクストリーム」と使った場合、形容詞としての意味で使われていることがほとんどです。
extremeは真逆の意味を持つ
extremeの本来持つ意味とは反対に、スラングとしての意味は、最高、楽しいになります。
スラングとしてのextremeは、awesomeなどとも言い換えられます。日本語で言うヤバイという言葉に非常に近い感覚と言えます。そして日本で使われる「エクストリーム」も、このスラングの意味と本来の意味の両方を引き継いでいます。
競技やスポーツ、その他様々な状況において、過激さや過酷さ、それらを乗り越える過程、乗り越えた瞬間などに、しばしば快感を感じたり、楽しさを見出したりするといった経験はないでしょうか。過酷さゆえの楽しさという真逆の感覚の共存が、extremeという言葉にも反映されたのではないでしょうか。
「エクストリーム」スポーツ
「エクストリーム」スポーツは、極端な状況下で行われる過激なスポーツや競技の総称です。
過激な高さや速さ、危険さに加え、観戦者を魅了する離れ技や華麗さ、カッコよさが人気となっています。また、「エクストリーム」スポーツの大きな要件として、若者に支持されるカルチャー(音楽やファッションなど)に結びついていることが挙げられます。
代表的な競技
「エクストリーム」スポーツの競技数は多くあり、乗り物を使用する競技や山岳競技、水上競技、その他様々なアイテムを使った競技など、内容も多岐に渡ります。
代表的な競技としては、BMX、モトクロス、ドリフティング、ウィングウォーキング、ロッククライミング、スカイダイビング、ハイライン、アグレッシブインラインスケート、サバイバルゲーム、「エクストリーム」バイクなどがあります。
他にも少し変わった競技に、クロコダイルバンジー、リンボースケーティング、ボルケーノボーディングなどがあります。
「エクストリーム」出社
「エクストリーム」出社は、朝起きてから会社へ出勤するまでの間にアクティビティを楽しむことです。究極の朝活と言われ、「エクストリーム」スポーツから由来しています。
「エクストリーム」出社のプレイヤーは、出社ニストと呼ばれます。あくまで出社することがゴールであり、遅刻すると失格になるというルールがあります。
アクティビティの内容に規格はなく、出社ニストが実際に行うのは登山やサーフィン、サイクリングなどのスポーツに限らず、温泉や観光、グルメ、料理、キャンプなどのレジャーもあり、人により様々です。ユニークさ、非日常性、リフレッシュ効果が高いものが良いとされていますが、スポーツとしての競技性は全くありません。
「エクストリーム」(バンド)
アメリカのロックバンド「エクストリーム」(Extreme)は、1985年に結成されました。
代表曲は"More Than Words"で、Billboard's Hot 100にて全米一位を獲得しました。また、2007年までにアルバムの総売り上げが1000万枚を超えています。
1992年4月20日に開催されたフレディーマーキュリーの追悼コンサートに出演しました。
「エクストリーム」の使用例
「エクストリーム」の使い方をご紹介します。
- それはもはや「エクストリーム」育児と言っても過言ではない
- 妻に「エクストリーム」土下座をして許してもらった
- この後「エクストリーム」接待があるため気が重い
- 息子が「エクストリーム」登校をすると張り切っている
- 明日は「エクストリーム」デートとなるだろう
- 今夜のごはんは「エクストリーム」ラーメンだ
このように、「エクストリーム」は、名詞の前に付けて使うことで、その行為や内容の極端さを表します。行動などに関して、何か極端さを表現したい時には気軽に使ってみましょう。