「乙」とは?意味や使い方をご紹介

日本で生活していると、「乙」という文字を見ることが多くあります。「おつ」と読んだり「きのと」読むわけですが、果たしてどんな時に用い、どのような意味で使われているのでしょうか。ここではこの「乙」という字の意味と使い方を紹介していきます。

目次

  1. 乙の意味は?
  2. SNSなどのネット上でみる乙 意味は?
  3. 乙を用いる例

乙の意味は?

「乙」という漢字は、もともと十干(甲乙丙など)の一つを示す文字です。その場合には「きのと」と読むわけですが、よくカレンダーなどに書かれており、十二支と組み合わせて干支と呼ばれて年月日・時刻・方位などを表します

他にも、学校の成績表などで「甲・乙・丙」と三段階で評価する場合にも用いられますこのときの読み方は「おつ」で、甲が第一位、乙が第二位、丙が第三位の序列となります。

また、形容動詞として用いると、「普通と違って面白いさま」を表すことができます。「乙なことをいう」という文章は、「面白いことをいう」といった意味になるのです。また、「普通と違ってしゃれている(変である)ようす」を表すこともでき、「乙に澄ます」つまり「気取った態度をとる」といったように用います。

SNSなどのネット上でみる乙 意味は?

近年、SNSなどのネット上でよく「乙」という文字を見かけます。このネット上で使われている「乙」は、上記のような「きのと」だったり「甲乙丙」といった意味で使われているわけではありません。では、どのような意味なのでしょうか。

実は最近用いられている「乙」には、「お疲れ様です」といった意味が含まれています。「お疲れ様です」を略した「おつ」を漢字変換した際、一番に表示される漢字が「乙」だったため、「乙=お疲れ様です」になりました。つまりこの一語で「お疲れ様です」という長い言葉を省略して表すことができるというわけです。

乙を用いる例

「お疲れ様です」の意味としての「乙」は、例えば動画投稿サイトでは「配信乙」("動画配信お疲れ様です"の意)と用いたり、SNS上などで「報告乙」("報告お疲れ様です"の意)、「アルバイト乙」("アルバイトお疲れ様です"の意)といったように用いられます。


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