「養う」にはどんな意味があるのか
「養う」には複数の意味があります。
- 衣食などの生活の世話をする。
- 自分の収入で自信や家族が生活できるようにする。
- 体を大事にして、健康でいるようにする。
- 自分の内面を豊かにする事を身につける。
- 血縁関係の無い子を引き取る。
「養う」と「培う」は何が違うの?
「養う」と「培う」、どちらも育てる、という意味をする言葉です。この二つは、育てる対象が人間か、動植物かによって、その意味合いが変わってきます。
育てる対象が「人」の場合
- 養う…相手に生活に必要な食べ物や衣服など物質を与えて、生育する
- 培う…相手の学力や能力などといった、その人の素質を育てる
育てる対象が「動植物」の場合
- 養う…は牛や鶏などの動物、または植物を育てる
- 培う…植物を育てる
「養う」の使い方
「養う」の使い方を例にあげると以下のようになります。
- 長生きできるように体を養う
- 常識を養って恥をかかないようにしよう
- ダメ男にひっかからない様に、男を見る目を養いなさい
- 学校生活を通してコミュニケーション能力を養いました
「えいきを養う」時に使うのは「鋭気」「英気」どちら?
鋭気を養う、英気を養う、どちらも「えいきをやしなう」と読めます。慣用句として漢字表記の場合、正しくは英気を養うとなります。しかし、日常生活で鋭気と使っても間違いではないのです。
英気は、物事を生き生きとしようとする元気、すぐれた才気や気性を意味する言葉です。英気を養う、という使い方をする場合には、元気で自身の思考能力や性質を正しく引き出せるようにする、というような意味となります。リフレッシュする、休養する、という意味合いに近い言葉になります。
鋭気は、鋭く強い気性、激しい意気込みを意味する言葉です。鋭気を養う、には物事をする上で、より強い力や勢いを蓄えるという意味が含まれます。情熱を注ぐ、血気盛んになる、という言葉に似ていますね。
元気になりたい、という時には「英気を養う」、意欲や情熱を増したい、という時には「鋭気を養う」を使う事になりますね。