「モダン」とは?意味や使い方をご紹介

「モダン」という言葉を聞いたことがありますか。みなさんは、この言葉にどのような印象を持っていますか。芸術やファッションの分野ではよく見かける言葉です。正しい意味は理解していますか。ここでは、「モダン」の意味や使い方を紹介します。

目次

  1. 「モダン」とは
  2. 「モダンアート」
  3. 「モダンインテリア」
  4. 「モダンファッション」
  5. 「モダン焼き」

「モダン」とは

「モダン」とは、「現代的であること」、「今風であること」を指す言葉です。英語の「modern」からきた言葉で、意味は、「近代的な」、「現代の」などです。語源はラテン語の「ちょうど今」を指す言葉です。

日本では、昭和初期に流行しました。「ハイカラ」や「ナウい」といった言葉同様に、今風でしゃれていることを指す言葉ですが、今風という言葉が指すものは常に流動的なものです。そのため、「モダン」という言葉から古臭いという印象を感じる人もいます。

アートやファッションなどの分野ではよく使われる言葉で、「モダン」の言葉自体におしゃれなイメージを感じる人もいます。

「レトロモダン」

「モダン」と「レトロ」を組み合わせた言葉に「レトロモダン」があります。「レトロ」とはフランス語で「古く懐かしい様子」を指す言葉です。「モダン」と「レトロ」は意味が真逆な言葉です。

「レトロモダン」とは、古く懐かしい感じがする中に、近代的な意匠が感じられるさまを指す言葉です。最近では日本の着物のデザインにレトロモダンを取り込んだものもあるようです。

「モダンアート」

「モダンアート」とは、近代美術、現代美術とも呼ばれます。20世紀の初めごろから、第二次世界大戦前までに生まれたシュールレアリズム、抽象芸術などの新傾向の美術のことを指します。

「モダンアート」には明確な定義はなく説明が難しいアートのジャンルです。伝統的・古典的なアートではないアートとの捉え方が分かりやすいかもしれません。

「モダンアート」の代表的なアーティストには、パブロ・ピカソやサルバドール・ダリ、アンディ・ウォーホルなどがいます

「モダンアート」は、オークションなどで高額がつけられることがあり、ネットニュースなどで取り上げられることがあります。丸を描いただけの絵が何億の値が付くこともあり、奥が深い世界となっています。

「モダンインテリア」

「モダンインテリア」は、ガラスや金属などの無機質な素材を使って、直線的な要素でコーディネートされた、都会的なインテリアデザインのことです。シンプルなスタイルが特徴で、すっきりとした部屋を作ることができます。黒や白を組み合わせたモノトーンなデザインが特徴的です。

最近では「シンプルモダン」というインテリアデザインもあります。「モダン」と「シンプルモダン」の境は明確ではありませんが、「シンプルモダン」は白を基調とした淡い色合いを使い黒系統の色は使わない傾向があるようです。

「モダンファッション」

「モダンファッション」とは、ファッションのイメージの一つで、最新的で都会的なファッションスタイルを指します。時代とともに移り変わるスタイルで、時代を象徴するファッションスタイルでもあります。

黒と白のモノトーンカラーを基調としたスタイルで、輝きを演出するためにラメやメタリックを使用したりします。

ファッションスタイルで、「モダン」と対極にあるスタイルが、「エスニック」です。「エスニック」は、民族衣装風な鮮やかな色彩を使ったスタイルです。

「モダン焼き」

「モダン焼き」とは、お好み焼きに焼きそばをのせた料理です。ボリュームのある「モダン焼き」は、お好み焼き同様人気料理です。生地に焼きそばを挟んだものや、焼きそばをしいてその上に生地をのせるものなど種類があります。

「モダン焼き」の発祥は昭和25年(1950年)で、神戸市長田区のお好み焼き屋「志ば多」で発売されたのが最初だと言われています。当初は、焼きそばではなく、焼うどんでした。

「モダン焼き」の由来は、「盛りだくさん焼き」が略されたものや、「モダンな焼き方」だからという説があります。

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