「うぽつ」の元ネタ
ネットスラングの「うぷ」と「乙」を合成してできた言葉です。2つのネット用語の合成語に由来します。後で紹介する「うぷおつ(up-otu)」が発音しやすいように縮まって「うぽつ」という言葉が誕生しました。主に動画投稿系サイトなどで使われているようです。
「うぷ」は、英単語の「upload(ネット上に様々なデータを掲載する)」の最初の2文字をローマ字読みしたものです。打ち込みやすいように平仮名で書いていたものが習慣化して生まれました。
「乙」に関しては、「おつかれさま」を単純に省略して「おつ→乙」となったという説と、「おつかれさま」と打ち込むと、「乙」が変換候補に挙がることから来ている、という説があるようです。
「うぽつ」の意味
「うぽつ」とは、「動画や画像などのアップロードおつかれさま」という意味です。これと同じニュアンスのネットスラングに、「うぱり」があります。「upload」+「ありがとう(arigatou)」を短縮して、「upari」が誕生しました。「アップロードありがとう」という感謝の気持ちを示します。
たった3文字の言葉の中に、相手に対する慰労の気持ちを示すことができる便利な言葉と言えますね。(ちょっと大げさに言えば、新たなコミュケーションの手段が生まれたも同然です。)
「うぽつ」の使用例
使用に明確な制限はなく、誰でも簡単にすぐに使うことができます。ある掲示板を想定して例文を作成しました。いずれも「うぱり」でも言い換え可能です。
掲示板へ寄せられた画像アップ依頼の書き込み:
- 誰か可愛いニャンコの画像をうぷしてくれ~。
画像掲載後に寄せられた書き込み:
- うぽつです!今日の画像も楽しかったですよ。
- 今回もとても可愛いい画像うぽつです。
- 胸がキュンキュンしちゃう画像ばかりでうぽつ(うぱり)です。
- 忙しいところ、即レスうぽつ(うぱり)です!
- うぽつ(うぱり)!
「うぽつ」についてのまとめ
ネットを介したコミュニケーションの中から誕生した「うぽつ」。響きはとても軽く、無意味なように感じてしまいます。しかし、動画や画像を見られるようにネット上に掲載してくれた人への労いの言葉として使われているようです。
今や幼児でもスマホの画面を気軽に扱うことができる時代です。社会にこれだけITツールが普及したため、斬新な言葉が誕生したと言えるでしょう。こうした言葉と出会った時は、どのような意図で使われているのかを考えていくことが大切ではないでしょうか。