「アジェンダ」とは?意味や使い方を「レジュメ」との違いも含めてご紹介

皆さんは、ビジネスの現場で「アジェンダ」という言葉を見聞きしたことはあるでしょうか。近年より使われ始めた言葉ですので、あまり意味を把握できていない方もいらっしゃるかもしれません。この記事では、「アジェンダ」という言葉の意味や使い方を説明していきます。

目次

  1. 「アジェンダ」の意味
  2. 「アジェンダ」と「レジュメ」の違い
  3. 会議で使う「アジェンダ」の内容
  4. 政策における「アジェンダ」

「アジェンダ」の意味

「アジェンダ」は英語の名詞「agenda」をカタカナ表記したもので、「行動計画」や「議題」というような意味があります。主に外資系企業・IT企業の会議や、また政治政策に関して使われる言葉です。企業の会議で使われる場合は「話し合うべき議題」、政策に関して使われる場合は「行動計画」「政策方針」というような意味になります。

「agenda」は純粋な英語ではなく、ラテン語からの借用語です。ラテン語で、「行動する」という意味の動詞「agere」を動形容詞にして、さらに複数形にしたものが「agenda」です。動形容詞は動詞から作られる形容詞のことで、「~されるべき」という意味があります。ですから、「agenda」は「行われるべき物たち」というような意味になります。ちなみに、「agere」は英語の「agent(エージェント、代理人)」や「agility(アジリティ、素早さ)」の語源にもなっています。

「アジェンダ」と「レジュメ」の違い

「アジェンダ」と混同しやすい言葉として「レジュメ」があります。どちらも会議の際に配られる文書に対して使われる言葉ですが、内容には大きな違いがあります。「アジェンダ」はこれから話し合う議題をまとめたものですが、「レジュメ」は「話し合う」ためのものではなく、聴講者に向けて発表者が一方的に話をするような場において、発表内容をまとめたものです。よって、「レジュメ」が配布されるのは主に講義や講演会などです。会議で「レジュメ」が配られる場合は、専ら誰かの報告やプレゼンを聞くことになるでしょう。

会議で使う「アジェンダ」の内容

会議で使用するアジェンダには、「会議名」「会議の目的」「参加者名」「会議時間」「場所」「議題と予定時間」などを記載します。アジェンダを会議が始まる前に参加者に配布しておくことで、全員が目的を共有した上で会議に臨むことができます。会議中もアジェンダに記された議題や予定時間を参照することで、話し合いが脇道にそれたり、時間をオーバーするのを防ぐことができます。アジェンダを活用することで、会議の生産性を高め、時間のロスを防ぐことができるというわけです。

ネット上には、アジェンダを作成するためのテンプレートを載せたサイトがあります。アジェンダの作成を求められたが書式がわからない、というときはそのようなテンプレートを利用するといいでしょう。

政策における「アジェンダ」

1992年にリオデジャネイロで開催された地球サミット(国連環境開発会議)で、「環境と開発に関するリオ宣言」が採択されました。このリオ宣言の理念である「持続可能な開発」を実現するために策定された行動計画が「アジェンダ21」です。英文で400ページに及ぶ長大な計画書で、環境保全のために人・物・資金をどのように使い、どのように国際協力を行っていくべきかということが細かく書かれています。この「アジェンダ21」についての報道が、日本に「アジェンダ」という言葉が広まる最初のきっかけとなりました。

2009年に結成された日本の政党「みんなの党」は、2010年に「みんなの党アジェンダ2010成長戦略」を発表しました。この「アジェンダ」は党の政策方針のことで、みんなの党は2014年の解党まで1年ごとに「アジェンダ」を発表しています。結成当時の政権与党であった民主党が政策方針を「マニフェスト」と呼んでいたことから、差別化をはかるために「アジェンダ」という呼称を使っていたと思われます。


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