「暗中模索」とは?意味や使い方を「五里霧中」との違いも含めてご紹介

現代のように変化の激しい時代においては、正しいやり方など誰もわかりません。問題が発生したら、その都度「暗中模索」しつつ、答えのない事柄に向き合わなければなりません。今回はそんな「暗中模索」の意味と使い方を五里霧中との違いも踏まえてご紹介します。

目次

  1. 暗中模索の意味
  2. 暗中模索の由来
  3. 暗中模索の使い方・例文
  4. 暗中模索と「五里霧中」の違い
  5. 暗中模索の対義語
  6. 暗中模索の英語表現
  7. 「暗中模索」まとめ

暗中模索の意味

暗中模索は「あんちゅうもさく」と読みます。暗中模索は暗闇の中で手探りで探すことを意味します。転じて、手掛かりのないままに、いろいろと打開策を試みることをさすことことばとなりました。

暗中模索の由来

暗中模索は「隋唐嘉話」という本に由来する言葉です。「隋」や「唐」は日本の飛鳥時代~奈良時代・平安時代にかけて中国にあった王朝です。この隋や唐の時代の人物の話を集めた本が「隋唐嘉話」です。

この話の中に出てくる、(唐の時代の政治家である)許敬宗は人の名前を全く憶えない人物でした。ある人が彼対して以下の様に諌めたようです。

 

「もしも、(あなたがあった人たちが)何晏、沈約、謝霊運のような偉大な人物たちであるなら、あなたは暗闇を手探りしてでも彼らの名前を思い出すでしょう。」

相手を軽んじずに、偉大な人物に接するように名前を覚えるべきだという意味でしょう。この場合の暗中模索は、必死に手探りで思い出すという意味ですね。

暗中模索の使い方・例文

  • 「新しいプロジェクトリーダーに任命されたんだけど、なかなかうまくいかなくてね。暗中模索している最中さ。」
  • 事件から10日以上が経過した。しかし、依然として犯人の消息はつかめていない。暗中模索の状態で捜査は続いた。
  • 経営を立て直すための新商品開発は、わからないことが多く暗中模索の日々が続いた。

これらの例文から、暗中模索は何らかの状況を打開するために行動するときに使う四字熟語だといえます。

暗中模索と「五里霧中」の違い

暗中模索の類語として挙げられるものに五里霧中があります。ではこれらの違いはなんでしょうか。

暗中模索は、何らかの打開策を求めて行動している様子をあらわします。一方、五里霧中は周りが見通せずさっぱりわからないという点は暗中模索と共通しています。

しかし、五里霧中からはそこから何かを打開しようとする行動までは見出すことができません。行動する暗中模索、茫然とする五里霧中といった感じですね。似た状況を表す類語であっても、使い方は結構違いますね。

暗中模索の対義語

暗中模索の対義語は明明白白があげられます。明明白白ははっきりしていて少しの疑いもない、非常にはっきりして疑う余地がないといった意味合いで使われる言葉です。

暗中模索の英語表現

英語で暗闇で手探りに何かを探す様子を grope in the dark といいます。The police are just groping in the dark.(警官は暗中模索しているところだ)となります。

また、
gropeには手探りという意味があるためか、痴漢という意味もあります。痴漢と誤解されないためにも、英語では暗中模索ということばを使うときは注意が必要ですね。

「暗中模索」まとめ

人生で、行き詰まること、困ったことはたくさん出てくるでしょう。時には何の手掛かりもなく、暗中模索することを強いられるかもしれません。

そんな時は、希望を捨てず最後まで打開策を求めて「暗中模索」し続けてはいかがでしょうか。その先に、必ず希望という名の光があるかもしれません。


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