「おかのした」の意味
「おかのした」といきなり言われてもどういう意味なのかわからないですよね。文字だけ見ては「丘の下」かな?と思う人も少なくないと思います。ネット掲示板やTwitterなどでよく目にする表現だと思いますが、どういう意味でどういう由来なのかわかりませんよね。
実は、この「おかのした」という言葉は、「わかりました」という意味で使われます。
「わかりました」がなぜ「おかのした」になったのでしょうか?ここからは「おかのした」の由来、使い方について解説していきます。
「おかのした」の由来
ではなぜ「わかりました」が「おかのした」になったのでしょうか。これはインターネット上で人気の「真夏の夜の淫夢」という大人向けのいわゆる「ゲイビデオ」から来ています。
この「真夏の夜の淫夢」などの「淫夢シリーズ」と呼ばれるビデオは大人向けのビデオでありながら、出演者の発言や言い間違い、その動画にコメントした人たちの言葉などいろいろな要素がネット民に受け、根強い人気があります。
この「おかのした」はビデオの中で出演者の男性が「わかりました」と言ったところ、口に物を加えていたのと、滑舌が悪く「おかのした」と聞こえたのが由来だそうです。この「おかのした」を含め、「淫夢シリーズ」の言葉はインターネット上で「淫夢語録」として有名で、主に「淫夢厨」と呼ばれる人達が使います。
「おかのした」の使い方
「おかのした」が「わかりました」を意味ということが理解できたところで、ここからは「おかのした」の使い方について解説していていきます。
ネット掲示板で使用される言葉なので、例えば、上司と部下の会話というネタで形が多いようです。
上司「お茶菓子を買って来い!」
部下「おかのした」
といった具合に使われます。スレッドのタイトルにこのような例文が使われ、部下がありえない物や意外な物を買ってくるといったネタで笑いに持っていく内容がワンセットで使われます。
また、Twitter等のSNSでも「おかのした」は使われており、ネット掲示板のような上司と部下の話ではなく、親子や友達の会話、単体でも使われます。例えば、
親「ちょっと病院行ってくるね」
子「おかのした」
といった具合に使われます。ただ、実際に会話の中で「おかのした」と言っているわけではなく、ツイート上でネタにするために使われることが多いようです。
「おかのした」を使うときの注意点
ここまで「おかのした」の意味や例文を書いてきましたが、実際この「おかのした」という言葉は普段の会話の中で使われる表現ではありません。
この言葉は一般に広く浸透しているわけではなく、上記の「真夏の夜の淫夢」という大人向けのビデオから派生した言葉ですので、あくまでネット掲示板やTwitterなどでだけ使われている表現だということを覚えておきましょう。(普段の友人や家族との会話で使用したとしても、意味の説明が必要となることが多いでしょう)
ただ、ネット上においても、この言葉の由来が大人向けのビデオだということや、一部の淫夢厨のマナーを嫌う人もいるため、この「淫夢語録」使うのを嫌う人もいますので、TPOをわきまえて正しく使いましょう。
「おかのした」と同じ由来のネットスラング
「おかのした」の由来になった「真夏の夜の淫夢」から派生した「淫夢語録」は多く、ネット掲示板やTwitter等のSNSで使われています。最後に、「おかのした」以外の「淫夢語録」をご紹介したいと思います。
「微レ存」
「微粒子レベルで存在している」という意味。「びれぞん」または「びれそん」と読み、「~である可能性が微レ存!?」と使われることが多い。
「小並感」
「小学生並みの感想」という言葉の略で、「こなみかん」または「しょうなみかん」と読む。物事に対してただ単に「よかった」など、語彙力の低い感想に対して使われる。