「シャッフル」の意味
「シャッフル」とは英単語の”shuffle”から来たものであり、意味は「組み合わせを変える」、「(位置や順序を)無作為に入れ替える」、「(書類などを)あちこち移動させる」、「(人員を)配置換えする」、「足を引きずって歩く」ということです。「シャッフル」は英語から日本語として定着したものですが、日本語の場合の「シャッフル」には「組み合わせを変える」、「(位置や順序を)無作為に入れ替える」、「(人員を)配置換えする」という意味で使われており、「足を引きずって歩く」という意味では使われておりません。
「シャッフル」の語源
「シャッフル」の語源はドイツ語で「(足などを)引きずる」ということを意味する「schleppen(シュレッペン)」から来ています。この意味が時代や場所を越えて転じて「ごまかす」→「入れ替える」という意味のshuffleという英語として使われるようになったとされています。
「シャッフル」の類義語、対義語
「シャッフル(shuffle)」の類義語としましては「ミックス(mix)」、「ブレンド(blend)」と言った外来語があります。いずれも「混ぜる」という意味で日本では非常によく使われる外来語です。これに対して、「シャッフル」の対義語は「ピュア(pure):純粋な」、「クリーン(clean):澄んでいる」と言った外来語が挙げられます。
「シャッフル」の一般的使い方
日本語での「シャッフル」の一般的な使い方としては、以下の場面でよく使用されています。
- トランプやUNOといったカードゲームのカードをシャッフルする。
- DVDに収録順に保存している番組をシャッフルする。
- 職場へ通勤中は、音楽プレーヤーに収録順に保存している楽曲をシャッフルして聞く。
- 複数のアイドルグループのメンバーを一時的にグループの垣根を越えてシャッフルして、期間限定の新しいグルールを作る。
- 社員全員が会社の一連の業務に精通してほしいという思いから、数年に一度、社員の一部をシャッフルして他の課へ異動させる。
ダンスの世界の「シャッフル」
ダンスの世界での「シャッフル」といえば、「シャッフルダンス」というものがあります。1980年台にオーストラリアのメルボルンが発祥の地とされています。「シャッフルダンス」とはステップ方法の一つで、ステップに加えてスピンやスライドなどを合わせて創作されたものが世界的に広がっていきました。
「シャッフル」という言葉を使ったマンガ
マンガ好きの方からすると、「シャッフル」という言葉を聞いたらこれを思い出されたかもしれません。ホリユウスケ作:「シャッフル学園」です。「シャッフル学園」は単行本化されており、全五巻からなる青年マンガです。
何の変哲もない平凡な生活を送っているとある高校の教室の生徒たち。その中に突如として連続殺人鬼が乱入!極悪非道とも言えるその殺人鬼は警察も手に負えないほどの悪辣さで、これまで手をこまねいていた。なんとしてでもこの世界から排除すべくして極秘裏に開発された「物質転送装置」。これはその殺人鬼を現在とは異なる空間に飛ばして、現空間の人間を助けるためのもの。生徒たちを殺すべくやってきたその殺人鬼に向かって放たれたその装置はなんと誤作動を起こしてしまい、教室の全員と殺人鬼ともども異空間に飛ばされてしまう。一体このクラスの生徒たち、殺人鬼はどうなってしまうのか?
参照:14thコミック・シーモア
https://www.cmoa.jp/title/93072/