「道半ば」とは?意味や使い方をご紹介

「道半ば」(みちなかば)という言葉からは、どのような情景が浮かぶでしょうか。基本的には文字通り「行程の途中」という意味ですが、やりたいことが完遂できず残念というニュアンスで使われることもあります。ここでは、「道半ば」の意味や使い方を類語も含めてご紹介します。

目次

  1. 「道半ば」とは?
  2. 「道半ば」の使い方
  3. 「道半ば」の類語表現

「道半ば」とは?

「道半ば」(みちなかば)とは、「道の途中」「まだ目的地に到達していない状態」「物事が進んでいる真ん中あたり」という意味の言葉です。

「道半ば」の「道」は広い意味があり、目的地へ向かうための「物理的な道路」のことを指すこともあれば、「手立て・方法」などの概念、人生や仕事などの「人が行う事柄の条理」を指し示すこともあります。

一方の「半ば」は、おおまかに「半分」という意味です。しかし「道半ば」の場合はぴったり「50%」ということではなく、出発点から終点までの「道の途中」を指しています。

「道半ば」の使い方

「道半ば」を使うにあたっては、おおまかに「物理的な道」か、あるいは比喩によって物理的な道に喩えられる「概念としての道」かを区別しましょう。

物理的な道の場合は、そのままその道を使って「どこかへ行く途中」という意味で使います。一方、概念としての道の場合、多くは「何かをする途中、何かを成し遂げる途上」の意味です。「人生」や「(長期の)目標、行程」などがしばしば「道」として喩えられます。

人間の時間・資源は常に有限であるため、「道半ばにして倒れる」など否定的な文脈で使われる場合も多く、その場合は「無念」「残念」といったニュアンスを多分に含みます。

例文

  • 東京を車で出発してから二時間、彼は〇〇号線の道半ばにいた。
  • 教授の研究はまだ道半ばで、成果を出すためには多くの資金と人員が必要です。
  • 世界一周を目指した冒険家は、道半ばで疫病により伏した。

「道半ば」の類語表現

「道半ば」の類語表現としては、以下のような言葉が挙げられます。

  • 志半ば
  • 道のりの途中(途上)
  • 未完成
  • 未達成

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