「直向き」とは?意味や使い方をご紹介

普段から平仮名やカタカナでの表記が当たり前になっていて漢字で書かれると分からない言葉ってありますよね。「直向き」もその1つです。これは「ひたむき」と読み、1つの事に打ち込む時に使ったりする言葉です。この記事では「直向き」の意味や使い方を紹介します。

目次

  1. 「直向き」の意味
  2. 「直向き」の使い方
  3. 「直向き」の類語
  4. 「直向き」を英語で

「直向き」の意味

「直向き(ひたむき)」には、「物事に熱中するさま。一途なさま」という意味があります。「直」を使った言葉には「直線」や「素直」などがあり、物事に対して一直線という感じを受けます。

また「直」1文字では、「なおす」や「ただちに」などの代表的な読み方の他に「ひた」と読むことがあります。あまり知られていませんが、一説によると語源は「一(いち)」と同じとされ、「いちず」「まったく」といった意味の接頭語となります。

一方「向き」には、「ある傾向・関心・用向き・性質などを持っていること。適応すること」という意味があり、「直」と合わせると「一途な関心を持つ」となります。

「直向き」の使い方

「直向き」は、形容動詞として「直向きな」と使われることが多いです。「直向きな態度」や「直向きに取り組む」などはよくある言い回しです。

例文

  • 今回の受賞は彼の研究に対する直向きな努力の結果だと誰もが思っているだろう。
  • ボランティアに参加している彼女の直向きな態度は、周りの多くの人物に刺激を与えた。
  • 彼の何事に対しても直向きな人柄に惹かれて付き合うことに決めました。
  • 彼女への直向きなアプローチが実ることを親友として願っている。

「直向き」の類語

「只管」

「直向き」同様に「只管」も普段は漢字でお目にかかることが少ない言葉です。読書などを日課にしている方は読めて当然かもしれませんが、「ひたすら」と読みます。実は「ひたすら」の表記方法は他にもあり、「頓」「一向」も同じ読み方です。

「只管」は、「ただそればかりに心を向けること。いちず」という意味があります。使用する場合は「只管に」や「只管な」といった形容動詞と「只管努力する」のような副詞の2通りがあります。

「只管」の語源は坐禅の世界にあります。13世紀曹洞宗の開祖である「道元」の教えに「只管打坐(しかんたざ)」というものがあり、「ひたすら坐禅すること」を意味します。そこから「只管」は現在の意味になったとされています。

【例文】

  • 彼女はこの一年間大学に合格するために只管勉強に時間を費やした。
  • 2時間ケーキ食べ放題の店に友達と訪れ、只管ケーキを食べ続けた。
  • まだ見ぬ目的地に向けて只管に足を動かし、少しでも早く着こうと頑張った。

「真摯」

「真摯(しんし)」とは、「真面目で直向きなさま」を意味します。「真」は「嘘偽りのないこと。真実」、「摯」には「手厚い。真面目」という意味がそれぞれあり、この2つが合わさった言葉が「真摯」となります。

テレビで国会中継などを見るのが好きという方にとっては、「真摯に受け止めて参ります」というフレーズは耳にタコですよね。ビジネスシーンにおいては真面目さや直向きさを強調するために「真摯に取り組みます」のように使います。

また「しんし」の同音異義語に「紳士」という熟語もあり、「紳士的な態度で受け止める」は「礼儀正しく受け止める」という意味があります。ニュアンス的に「真摯に」と似ているため誤用には気をつけましょう。

【例文】

  • 彼の真摯な眼差しには何か光るものがあると感じた私は、彼の採用を決めた。
  • 小さなクレームも真摯に受け止める彼女は販売員の鏡だ。
  • 口では真摯に受け止めると言っておきながら態度が一向に改善されない。

「直向き」を英語で

「直向き」を英語にする時は「(他のことには目もくれず)一途に」という意味合いを強く表現すると良いでしょう。

  • single-mindedly(他の事は考えずに一心に)
  • diligently(一心不乱に)
  • relentlessly(一生懸命)

【例文】
I think really beautiful people who work single-mindedly towards their goals.(目標に向かって直向きに頑張る人はとても美しいと思う。)


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