「オンライン」とは?意味や使い方をご紹介

情報技術が発達するにつれ、以前は直にその場に居合わせて実行しなければならなかったさまざまな物事が「オンライン」でできるようになりました。日頃この表示を見かける機会も増えたのではないでしょうか?今回は、「オンライン」という言葉の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「オンライン」とは?
  2. 「オンライン」の使い方
  3. 「オンライン」の語源
  4. 「オンライン」の他の意味

「オンライン」とは?

意味

「オンライン」(online)とは、コンピューターネットワークを介した諸種のシステムやサービスが利用可能な状態を表す言葉です。

「ネットワークがアクティブになっている状態」「インターネットに接続している状態」と言い換えることもでき、さらにインターネットへの常時接続が身近なものとなった現代では、「オンライン」は世俗的に「インターネットそのもの」を指すこともあります。

情報技術が発達した現代では、政府、銀行、そしてほぼあらゆる企業が規模の大小はどうあれオンラインシステムを導入しており、一般市民がさまざまな形でオンラインサービスの恩恵を享受できるインフラが整備されつつあります。

対義語は「オフライン」

「オンライン」の対義語は「オフライン」(offline)です。コンピューターネットワークに繋がっていない状態、もしくはそのシステムやサービスが利用不可能な状態のことですね。

例えば、電源を切った状態のパソコンやスマートフォン、あるいは一切通信しないよう設定してある同機器などは「オフライン」であるといえます。

「オン」と「オフ」ですから対照的で覚えやすいのではないでしょうか。なぜ「ライン」(線)であるのかは、「語源」の項をご参照ください。

「オンライン」の使い方

「オンライン」は、コンピューターネットワーク上で「何かと何かが繋がっていて利用可能な状態」であれば、何と何がどのような仕組みで繋がっているか区別することなく、汎用的に使うことができます。

例えばインターネットに接続されているパソコンやスマートフォンは「オンライン状態」であり、その機器を操作している人も「オンライン(にいる)」と表現でき、その人が何らかのネット上のサービスを利用することも「オンラインで〇〇する」と言えます。

近年では「オンラインゲーム」「オンラインショッピング」「オンライン予約」などのように、提供されるサービスに接頭辞のように「オンライン」がつく例も多く見られるようになりました。

例文

  • 人気格闘ゲームの新作には、待望のオンライン対戦機能が実装されることになった。
  • インターネット会議は9時から始まっているのに、〇〇部長がまだオンラインになっていない。何があったのかもしれない。
  • 私は実物を選んで買う派なのだが、知人によるとオンラインショッピングはとても便利だという。
  • 週末になると、彼はオンライン英会話で外国人講師から語学を学んでいる。

「オンライン」の語源

「オンライン」を直訳すれば「線の上」です。「オン」は作動中と解釈することもできますが、「ライン」はなぜ「線」なのでしょうか。

インターネットはウェブ(web:蜘蛛の巣)と呼ばれることもあるように、大まかに網状の構造をしています。縦横と横糸が、無数の交点(「ノード」といいます)を繋ぎ、電気信号を送受信しているさまを思い浮かべましょう。

交点(ノード)のひとつひとつがデータを送受信する何らかの機器なのですが、それが具体的に何であるかはここでは問題ではありません。他の交点と無数の「線」でつながり、網全体もしくは目的のノードにアクセス可能な状態であることが「オンライン」なのです。

「オンライン」の他の意味

「オンライン」をもしインターネットとは無関係なところで見かけたとしたら、それは次のような意味かもしれません。

  • テニス用語の「オンライン」…ショットしたボールが、ちょうどラインの上に乗ること。
  • イディオムの「オンライン」…「一連の作業の~」、「進行中の、稼働中の~」、「(物理的なセンサーなどが)接続された~」などの意味。

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