「人好きのする」とは?意味や使い方をご紹介

「人好きのする顔」といったようなことを言われたことはありませんか。相手から褒められたように感じはしても、具体的にどのような所がよく思われたのか分かりにくいかもしれませんね。「人好きのする」の意味と、場面ごとの使われ方について説明します。

目次

  1. 「人好きのする」の意味
  2. 「人好きのする」使い方
  3. 「人好きのする」の類語

「人好きのする」の意味

「人好きのする」(ひとずきのする)という言葉は、人に好かれる、人に好まれるという意味です。「人好き」は、人が好むようなといった意味合いです。

この場合の「人」は不特定多数の他人を指しています。「人好きのする」が形容する対象となる人物は、老若男女を問いません。

「人好きのする」使い方

「人好きのする」は「人好きのする顔(顔立ち)」、「人好きのする表情」、「人好きのする人」のように、顔や表情、様子などの外見に焦点を当てて使われることもあります。

美男美女のように整った顔立ちというわけではないですが、親しみが感じられる優しい顔立ちや、柔らかい表情からうかがえる内面を褒める言い回しです。

感じが良い

感じが良い人を表すのに「人好きのする」という言葉を使えます。誰にでも明るい口調や穏やかな表情で応対する所から、会った人の多くに好かれる様子が見て取れるでしょう。

【例文】受付担当のAさんは人好きのする人で、「感じが良い」とお客様から評価が高い。

表情が素敵・笑みを絶やさない

「人好きのする」は、表情が素敵な人にも使えます。普段からニコニコと笑みを絶やさずにいる人といると、相手も自然と気持ちが明るくなってくるでしょう。相手の自然な明るさが移ってくるようで、多くの人が一緒にいて楽しい気持ちになれます。

【例文】Bさんのチャームポイントは人好きのする笑顔です。

人気がある

「人好きのする」ような人は多くの人から好かれるので、人気があることにもなりますね。その人がいるだけで、自然と周囲に人が集まる状態になることも多いでしょう。

【例文】Cさんは人好きのする明るい性格で、いつも大勢の人から引っ張りだこにされている。

憎めない性格

「人好きのする」人は憎めない性格で、周囲から愛されています。本音をズバリと言うタイプだったとしても、相手への気配りを忘れずにフォローするので、相手から恨みを買うこともないでしょう。

【例文】Dさんは毒舌家ではあっても気遣いができ、人好きのする性格の持ち主として有名だ。

「人好きのする」の類語

人受けが良い

「人受けがよい」(ひとうけがよい)は、他人からの受け取られ方が良い、印象が良いという意味です。「人好きのする」と同じような使い方ができますが、「人受け」には人からの信頼という意味もあります。信用のおける人という印象が強くなるでしょう。

【例文】Eさんは人受けが良いからか、次々と重要な仕事を任される。

人たらし

「人たらし」は漢字で「人誑し」と書きます。「人好きのする」と同じく多くの人から好かれる様子や、好かれている当人を指します。

ただ、使い方には注意が必要で、人を騙す詐欺師という意味も持っています。誤解されないよう、前後の文脈に注意しましょう。

【例文】

  • 豊臣秀吉は主君の織田信長に目をかけてもらうなど、人たらしの才能があったらしい。
  • 人たらしに出くわして、お金を巻き上げられてしまった。


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