「うpろだ」はネット用語
みなさんは、2chを使うことがありますか?2chを中心に、ネット用語というインターネット上でのみ意味を持つ用語が散在しています。たとえば、「dqn」や、「ww」などがネット用語に当たります。そして、「うpろだ」も、ネット用語の一種になります。
そもそも「うp」とは、英語の「up」が語源
うpろだは一つのワードになりますが、そもそも、「うp」というワードだけでも意味を成します。うpは、英語の「up」というワードが語源になっています。なぜなのでしょうか。それは、「up」をローマ字入力でいれると、「うp」になるからです。
ネット用語は、語源となるワードをローマ字にしたりあえて日本語読みしたりして返還するものが多いです。代表的なのが、「w」というもので、wは、「笑」をローマ字入力すると、「wara」となるため、wに省略されました。
「うpろだ」とは
うpが、「up」が語源だということがわかりました。これだけで、ITに強い方ならうpろだが何を表すか予想がついたのではないでしょうか。
うpろだは、インターネット上にファイルをアップロードするツールのことです。英語で、「uploader」と書きます。アップローダーをひらがな表記でうpろだとなります。
「うpろだ」という言葉の使われ方
では、どのような時に、「うpろだ」というワードを使うのでしょうか。
うpろだは、インターネット上にファイルをアップロードするツールですが、ニコニコ動画などによくみられる、ブラウザからファイルを参照してアップロードする形式のツールのことを言います。(サーバにファイルをアップロードするツールとして、FTPを経由するFTPクライアントがありますが、それとは区別されています。)
うpろだでアップされるファイルは動画や画像が主流となっています。
そのため、
「動画を公開するにはどうしたらいいですか?」
という質問に対して、
「うpろだを使えば簡単にできるよ」
といった使い方が一般的です。ちなみに、動画を公開した時は、「動画をうpしました」という言い方をしたりもします。
「うpろだ」の利点
うpろだを使うと、どのような利点があるのでしょうか。
まず、FTPクライアントを使用してファイルをアップロードする作業に比べ、必要な情報が少ないことが挙げられます。うpろだでファイルをアップロードする場合、大袈裟ですがアップロードする人はそのファイルさえあればネット上にファイルをアップロードすることができます。
(FTPクライアントを使用していた場合、サーバのIDやパスワードが必要で、不特定多数のユーザーが気軽にファイルをアップロードすることができません。)うpろだが実装されたことによって、多くのユーザーが自作の動画や画像を発信できるようになっています。
次に、設定が細かくできるという利点が挙げられます。うpろだには、容量無制限、どんなファイルでも受け付けますというものもありますが、3mb以内まで、jpgのみといった形で、アップロードするファイルのサイズや形式を制限することができます。それによって、意図しないファイルをアップロードされてサーバー負荷がかかったり、動画サイトなのに音声ファイルがアップロードされるといった予期せぬエラーを防止することができます。
「うpろだ」の実際の使い方
では、うpろだの使い方について紹介します。今回は、YouTubeを例に説明いたします。
1.YouTubeにログイン
2.アップロードをクリック
3.動画のアップロードを選択
4.プライバシー設定
5.アップロードする動画ファイルを選択
6.アップロード中に動画のタイトル、説明、チャンネル登録者に通知するかを設定
という流れになります。あとはプライバシー設定によって共有するかしないかなどを選べば、簡単に動画をアップすることができます。YouTube以外のツールもほぼ同様で、アップロードするファイルを選択して、タイトルや名前や説明を入力すれば、アップすることができます。
最後に「うpろだ」の勧め
ここまで、うpろだの語源から利点、簡単な使い方まで紹介してきました。うpろだを使って気軽にファイルをアップロードすることによって面倒な手続きをせず、自分の作品を発信することができます。読者のみなさんも、うpろだを利用して、クリエイターとして1歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。