「ばぶみ」とは?意味を詳しくご紹介!

みなさんは「ばぶみ」という言葉をご存知でしょうか?インターネット上では、「ばぶみを感じる」というふうに使われることがありますが、聞いたことがない方もいるかもしれません。ここでは、「ばぶみ」の意味や使い方を詳しくご紹介します。

目次

  1. 「ばぶみ」とは
  2. どんなときに使う?
  3. ばぶみを感じてオギャる
  4. 胎児まで戻りたい人への「おとなまき」
  5. 「防衛機制」としての幼児がえり

「ばぶみ」とは

「ばぶみ」とは、母性が強い女性や面倒見のよい年下の女性を指す言葉です。赤ちゃんの象徴である「ばぶぅ」という声をもじって、「ばぶみ」が生まれました。母性が強く面倒見のよい女性は、どこか母親のような魅力があり、ついつい甘えたくなってしまう男性も少なくありません。そうした男性たちの願望を叶えてくれそうな年下の女性を、「ばぶみがある女性」といいます。

ここで気をつけたいのは、彼らが甘えたいのは「ただ母性が強い女性」ではなく、「年下で母性が強い女性」である点です。年上よりも、年下の女性が母性を醸し出すことに魅力を感じた一部の男性たちによって、「ばぶみ」はネット上に広まっていきました。

どんなときに使う?

おもに、アニメやゲームに登場する女性キャラクターに対して「ばぶみ」が使われます。たとえば、世話焼きで面倒見のよい後輩がいたとすると、「後輩ちゃんは、ばぶみがあるなぁ」「後輩のくせに、ばぶみが素晴らしい」といった使い方をします。また、母性的な女性は「ばぶみ」のほかに「ママ」と呼ばれることもあります。こちらも年下に対して使われる言葉で、「ママ」のように甘えせてくれそうな女性のことです。「ママ」と「ばぶみ」を併用して、「〇〇ママは、ばぶみがある」と使うことも可能です。

ばぶみを感じてオギャる

甘えたい願望が強くなりすぎると、「右も左もわからない赤ちゃんのように一心不乱に甘えたい」といった境地にまで達してしまうことがあります。そんなときは、赤ちゃんの代表的な泣き声である「おぎゃ~」をもじった、「オギャる」という言葉が使われます。平常時の赤ちゃんが喋る「ばぶぅ」に比べて、「おぎゃ~」は緊迫さが感じられ、甘えたい願望の強さが適切に表現されています。

甘えたくなるような雰囲気の女性に対して使う「ばぶみ」と、すべてをゆだねて甘えたいときに使う「オギャる」を併用して、「ばぶみを感じてオギャりたい」と使うこともできますが、ここまでいくと周囲から引かれる人がちらほら出てきます。

胎児まで戻りたい人への「おとなまき」

赤ちゃんのように甘えたい人がいれば、もういちど胎児まで戻ってみたいと考えている人もいます。そんな需要から、「おとなまき」というサービスが存在します。「おとなまき」とはリラクゼーションやセラピーの一種であり、仰向けで膝を抱えた体勢になり、そのまま全身を布で包みこむことで胎児の状態を疑似体験できるのです。

かなりシュールな光景ですが、体験者からは「リラックスできた」「心が落ち着いた」などの感想が聞かれます。しかし、この「おとなまき」をめぐっては、効果があるとは思えないとの指摘や、布でくるむのは危険だとの批判もあります。興味がある方は、前もって詳しく調べることをおすすめします。

「防衛機制」としての幼児がえり

過度なストレスを原因として、「幼児がえり(幼児退行)」を起こすことがあります。一時的に幼児のような言動をすることでストレスから体と心を守るのですが、このメカニズムを心理学用語で「防衛機制」といいます。防衛機制にはさまざまな種類があり、「幼児がえり」はそのなかのひとつです。

「幼児がえり」は特殊な病気ではなく、誰にでも起こる可能性があります。ストレス社会といわれて久しくなりましたが、現代も多くの人がストレスを抱えています。満員電車や家庭の事情、人間関係や老後の不安といったものが常につきまとい、年間自殺者数も3万人にも及びます。

「ばぶみ」という言葉はそんな現代だからこそ生まれた、一種の「防衛機制」であるといえるでしょう。赤ちゃんのように本能だけに従って、息苦しさから解放されたいという無意識が、それを叶えてくれる理想の女性像を作り出しているのかもしれません。もうしばらく、「ばぶみ」を求める時代は続きそうです。


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