「以心伝心」とは?意味や使い方をご紹介

『以心伝心』ドラマや小説、そして日常の中でもよく使われる、あるいは目にしている言葉ではないかと思います。今日はこの「以心伝心」の由来や意味のほか、英語でいうならどの単語が近いか、また、使い方などを見ていきたいと思います!

目次

  1. 以心伝心の由来
  2. 以心伝心の意味
  3. 以心伝心を英語で表すなら?
  4. 使い方とシチュエーション

以心伝心の由来

『以心伝心』は、(いしんでんしん)と読みます。よく目にすることの多い四字熟語の一つですが、実は由来は仏教の教えからきています。

以心伝心の語源は、「禅源諸詮集都序」(ぜんげんしょせんしゅうとじょ)の中におさめられている、「以心伝心」(心を以て心に伝う・こころをもってこころにつたう)という教えが元になっています。

この言葉が生まれた背景をちょっとご紹介しますと、【お釈迦さまが一輪の花を持ち上げた際、その場にいたほとんどの人が意味が分からずただ見ていた中で、唯一、お釈迦さまの弟子の迦葉だけが、師の意図をくみ取り、微笑んだ】ことにあるそうです。

それでお釈迦さまは、「教えというものは文字で伝えるものではなく、人から人へ心で伝えるものである」と説き、ここから以心伝心の言葉が生まれました。

以心伝心の意味

それでは続いて「以心伝心」の意味についてみていきましょう。文字から見ても何となく連想できるかと思いますが、以心伝心は「心」がキーワードとなります。

 

  • 言葉に頼らなくても、互いの心と心で通じ合うこと
  • 言葉や文字を使わなくても、相手の考えていることが伝わる・わかること

というのが以心伝心の意味です。

科学的な話になりますが、一説によりますと、私たちが目に見えている部分というのは、宇宙の中の「4%」だそうです。これは、単に肉眼で見る部分だけの意味ではなく、科学技術で観測できているものが「4%」だそうです。

そうすると、残りの「96%」は目に見えていないということですよね。そう思うと、心は文字や言葉だけで伝わるものではない、という「以心伝心」の言葉の意味も、より実感がわいてくるように思います。

以心伝心を英語で表すなら?

「以心伝心」は仏教の言葉から生まれたことをお話しましたが、海外では似たような意味を持つ言葉はあるのでしょうか?

皆さんの中にもぱっと浮かぶのが、「テレパシー」ではないでしょうか。テレパシーは英語で「telepathy」といい、相手の心などを感じ取ることをいいます。「以心伝心」は主に、言葉や文字を使わずに伝わりあうことをいいますが、telepathyの場合はさらに、身振りや表情などがなくても、思いが相手に伝わることをいいます。超能力ともいわれていますね。

こうみると、「以心伝心」のような感覚は、国を問わず感じられている感覚なんだなと思います。

使い方とシチュエーション

ではこの「以心伝心」はどのように使われる、または感じられるのでしょうか。まず考えられるのが、家族やパートナー、親友など親しい人との場面です。親しい人とは、言葉を介さず心が伝わることが多いのではないでしょうか。

たとえば、会社や学校で落ち込むことがあった時。家に帰ったら何も話していないのに「何かあったの?」と聞かれるような、そんな経験はあるのではないでしょうか。

また、愛する者同士では相性が良いほどアイコンタクトを頻繁にしているそうです。こちらもまた、言葉を使わずとも相手の視線から愛を感じることができる、「以心伝心」の例かと思います。

実際に以心伝心を例文として使うなら

 

  • 母は何も言わなくてもいつも私のことをわかってくれる。以心伝心だなと思う。
  • 彼らはまるで目で会話しているようだ。まさに以心伝心の関係なのだろう。
  • 国が違い、使う言語も違う者同士でも、以心伝心で思いを伝えあうことができる。

などと使えるのではないでしょうか。言葉や文字を使わずとも、心で通じ合える・・素敵なことだなと思います。

時には言葉に頼らずに心を伝えあってみてはいかがでしょう? 言葉以外の部分に意識を向けたら、今まで気がつかなかった相手の心に気がつくかもしれませんよ!


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