「フォロー」とは?意味や使い方をご紹介

「フォロー」という言葉は日本語として以前から流通している言葉です。しかし時代が変わる中で使われる場所、そして意味も変わってきました。もともとの「follow」という英単語の意味を確認しながら、「フォロー」という言葉の意味の移り変わりをご紹介いたします。

目次

  1. 「フォロー」って?
  2. 「follow」の意味
  3. 「フォローする」は「助ける」?
  4. ネットの中の「フォロー」
  5. 「フォロー」と「フォロワー」

「フォロー」って?

みなさんは「フォロー」という言葉を見てどのようなことを連想するでしょうか。もともとは「follow」という英単語ですが、現代の日本ではこの言葉は「ある特定の場所」においてよく見られる言葉になっています。

「follow」という英単語のもともとの意味を確認しながら、日本語として「フォロー」という言葉がどのように流通しているのかを詳しく見ていきましょう。

「follow」の意味

まずはもともとの英単語「follow」の意味から見ていきましょう。

「follow」は動詞で「誰かの後について行く」「誰かの言うことを理解する」「誰かの動きを目で追う、耳を傾ける」など、様々な意味を持っていますが、根本には「誰かについて行く」という意味があります。

この「ついて行く」「追随する」という意味が現代日本でよく使われている「フォロー」という言葉と深い関わりを持っています。

「フォローする」は「助ける」?

まず「フォローする」という言葉を見たときに思い浮かぶ意味は「助ける」という意味かもしれません。

「部下の失敗をフォローする」「彼はこの分野は苦手だからあなたがフォローしてあげて」というように「誰かを支援する」「誰かのために弁護する」というような意味で「フォローする」という言葉を使うことが日本語として定着しています。

ですが、先ほど「follow」のもともとの意味を見たことからもわかりますが「follow」という英単語には「助ける」「支援する」という意味はありません。英語で表現するなら「help(助ける)」や「support(支える)」などの言葉が該当するでしょう。

日本では「フォローする」という言葉は「助ける」という意味で使うことができますが、海外で「助ける」ということを表現したいときは使わない方が懸命かもしれません。

ネットの中の「フォロー」

上記のように「助ける」という意味ではなく「ついて行く」という意味で「フォローする」という言葉を使う世界があります。それがネットの世界、特にSNSです。

twitter、instagramなどのサイトでは「フォロー」という言葉を使います。たとえばtwitterで他者のアカウントをフォローします。すると、自分のタイムラインにフォローした人の発言が自動的に表示されるようになります。その人の言葉を常に確認したい、ある会社の情報を常に受信したい、というときにそのアカウントをフォローします。

instagramでは特にモデルなどの著名人のアカウントをフォローすることが多く、フォローをするとそのモデルが撮影した写真が自分のアカウントに自動的に表示されます。

ここでは「フォローする」という言葉は「他者の発言に耳を傾ける」「他者の発言を追いかける」という「follow」の本来の意味で使われています。

「フォロー」と「フォロワー」

誰かのアカウントを自分のタイムラインに表示させて追いかけることを「フォローする」と言い、同時に「自分の発言を追いかける人」のことを「フォロワー」と呼びます。著名人のtwitterのアカウントなどはフォロワーの数が多いことがわかります。それだけその人の言葉を「追いかけている」人が多いということですね。

「follower」という言葉も英単語として存在して「あとから来る人」という意味を持っています。ただ、そのような普通の意味だけではなく「宗教の信者」などの意味も含んでいます。「follow」にも「宗教の教義に従う」という意味が含まれています。

もちろんtwitterなどのSNSは宗教ではありませんが「誰かの言葉に耳を傾け、その言葉を信じることで生きる力にする」という行為は宗教行為に通ずるところがあります。私たちは誰かの発言を「フォローする」ことで、生きる力を得ようとしているのかもしれませんね。

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