「ほんへ」とは?意味や使い方をご紹介

インターネット掲示板やニコニコ動画などで「ほんへ」という言葉を見たことはありませんか?「ほんへ」とは「本編」を意味するネットスラングで、とあるユーザーのコメントミスをきっかけにネット上で広まった表現です。ここでは「ほんへ」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「ほんへ」の意味
  2. 「ほんへ」の使い方
  3. ニコニコ動画における「ほんへ」
  4. 「ほんへ」の元ネタ

「ほんへ」の意味

ほんへ」とは「本編」という意味で使われているネットスラングです。インターネット掲示板「5ちゃんねる」やtwitterなどのSNS、動画サイト「ニコニコ動画」などでよく使われています。

「本編」とは「コンテンツの主体」となる部分を指す言葉ですが、ネットスラングにおける「ほんへ」も基本的には「本編」と同じ意味で使われています。なお、ニコニコ動画では一部例外的な使われ方をすることがありますが、詳しくは後述します。

「ほんへ」の使い方

「ほんへ」という言葉から「本編」を連想することは難しいため、「ほんへ」の意味を知らない人に対しては意味が通じない可能性が高いです。

「ほんへ」を用いる際は、相手がネットスラング、とくにニコニコ動画の文化に詳しい人物かどうかを見極めたうえで使いましょう。

(A)

ネットで話題のアニメのほんへをチェックしたら、すごく面白かった。

(B)

あのアニメは、ほんへよりもDVD・ブルーレイ特典のオマケ映像のほうがもっと面白いよ!

ニコニコ動画における「ほんへ」

ニコニコ動画では、再生中の動画にコメントをすると、書き込んだタイミングで動画上にコメント内容が表示されます。

「ほんへ」コメントは動画の「本編」が開始されたタイミングで表示されることが多く、視聴者に「今から本編が始まります!」と知らせる役割を担っています。

ニコニコユーザーが考える「本編」

先に述べたとおり「本編」とは通常「作品の中心部分」を指す言葉ですが、ニコニコ動画における「ほんへ」コメントは、必ずしも一般的な「本編」開始時に書き込まれる訳ではありません。

たとえば、本編よりもエンディングテーマのほうがニコニコユーザーにとって評価の高い作品の場合、動画のラスト2分、エンディングテーマが流れはじめる段階で「ほんへ」コメントが付くこともあります。

「ほんへ」コメントはニコニコユーザーが考える一番の見どころを示していると言えます。合わせて、一般の考えとは異なる、ニコニコユーザー独特のセンスや美的感覚、捻くれ具合なども感じ取ることができるでしょう。

「ほんへ」の元ネタ

「ほんへ」の元ネタは動画サイト「ニコニコ動画」にて投稿されたMAD動画「日ペ昔話」へのコメントです。(なおMAD動画とは、既存の動画や音声、画像などを集めて編集・合成し、新たな動画として再構成したものを言います)

ある時、とあるユーザーが「日ペ昔話」の動画に「本編」とコメントしようとしたところ、間違えて「ほんへ」とコメントしてしまいました。この間違いがニコニコユーザーたちにウケて「ほんへ」という言葉が広く使われるようになりました。

なお、当該ユーザーが本当はどのようなコメントを書き込みたかったのかについては、正確には明らかになっていません。「本編」と入力したかったのであれば「ほんぺ」となるはずだと指摘する声もあります。真相はコメントした本人のみぞ知る…といった状況です。

「日ペ昔話」とは?

「日ペ昔話」とは、アニメ『まんが日本昔ばなし』と『真夏の夜の淫夢』のネタを組み合わせて作られたMAD動画の総称です。『まんが日本昔ばなし』は、1975年に放送が開始された長寿アニメ番組です。

また『真夏の夜の淫夢』とはゲイ向けのアダルトビデオのシリーズで、ニコニコ動画ではここ数年動画ネタとして頻繁に用いられています。昔ばなしの作風にゲイビデオのテイストを合成した動画のシュールな出来から、「日ペ昔話」には一定数のファンがいる模様です。


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