「パス(pass)」とは?意味や使い方をご紹介

ごく簡単な英単語で、日本語にもしっかり浸透しているパス(pass)ですが、バリエーションが多く、奥の深い言葉でもあります。今回はカタカナ語の「パス」の意味や使い方などはもちろん、英単語としての"pass"の持つ複数の意味などをご紹介します。

目次

  1. 「パス」の意味と使い方
  2. 英単語"pass"の意味
  3. "pass"のちょっと変わった意味
  4. "pass"の句動詞
  5. "pass"の派生語
  6. 「パス(pass)」まとめ

「パス」の意味と使い方

"pass"は英単語としてだけでなく、日本語の中でもカタカナ語として浸透しています。カタカナ語としての「パス」には様々な使われ方があるので、以下にひとつずつ解説します。

入場許可証としての「パス」

イベントや遊園地の入場パス、という風に、「入場許可証」として「パス」を使います。電車に乗る際に使う「定期券」にも「パス」を用います。

英語の"pass"にも「入場許可証」という意味があり、それがそのままカタカナ語として使われています。

【例文】

  • 新しいパスケースを購入する
  • 他の職員と違って、彼に限っては顔パスだ

年間「パス」

遊園地に1年間自由に入れる許可証のことを「年間パス」といいます。ただし、これは「年間パスポート」の略。「パスポート」は"pass"の派生語ですが、"pass"がそのまま使われているわけではないので、通常の入場許可証としての「パス」とは、由来が異なります。

【例文】

  • 長患いのせいで、年間パスポートが無駄になってしまった。
  • 思い切って年パスを購入する。

球技の「パス」

サッカーやバスケットボールで、仲間にボールを渡すことを「パス」と言います。これは英語の"pass"が持つ「渡す」という意味が転じたもので、英語の"pass"にも「スポーツにおけるパス」という意味があります。

また、日常会話の中でも、相手に対して会話しやすい言葉を投げかけることを「パスを出す」と表現します。これは、スポーツにおける「パス」が転じたものです。

【例文】

  • 彼は確実に通るパスは見逃さない。
  • 彼女がうまくパスを出してくれたので、なんとか話の輪に加わることができた。

ゲームでの「パス」

トランプやなぞなぞ、クイズなどにおいて、自分の番を何もしないで終えたり、クイズに答えられずにその問題に答えずに次の問題を要求したりすることも「パス」と言います。

これも、英語の"pass"に同様の意味があり、それをそのまま用いています。また日常会話でもしばしば、なにかに参加しないときに「パス」を使います。

【例文】

  • パスは3回までというルールだ。
  • 今日の飲み会はパスで。

試験における「パス」

"pass"には「合格する」「通過する」という意味がありますが、日本語でも「試験にパスする」という言い方をします。

【例文】

  • 最難関といわれる試験に見事パスする。
  • 次の試験もパスできなかったら、来月のお小遣いがもらえない。

英単語"pass"の意味

英単語としての"pass"の基本的な意味は「通る」です。"pass"には様々な意味がありますが、基本的にはこの「通る」という意味から派生したものです。

辞書を引くと"pass"の用法として10個以上の意味があげられていますが、大別すれば「通る」「通り過ぎる」「通り抜ける」のどれかから派生したものとなります。その中で主要な意味は次の4つです。

通る

「通る」は"pass"のもっとも基本的な意味です。「通る」、「通り過ぎる」、「通り抜ける」などを意味し、そこからさらに「進む」、「追い越す」、「すれ違う」といった意味にも派生しています。

時間がたつ

"pass"には「時間がたつ」という意味もあります。時間が「通り過ぎて」現在から過去になることから派生した意味です。

試験に受かる

"pass"の持つ「通り抜ける」という意味が転じて、「試験という関門を通り抜ける」、すなわち、「試験に受かる」を意味するようになりました。試験だけでなく、法案が議会を通過する際にも"pass"を用います。

渡す

「人から人へと通す」という意味が転じて、モノを人に渡す、回す、という意味になりました。ほかにも、「噂を広める」「お金を流通させる」という意味でも"pass"を使います。

"pass"のちょっと変わった意味

判決を下す

"pass"には「判決を下す」という意味があります。また、「~について意見を述べる」という意味にもなります。

排泄する

"pass"には「排泄する」という意味もあります。"pass"の意味の中でも重要度は低いので、あまり使われることはないようですが、海外の方と食事するときは、念のため"pass"という言葉は使わない方が無難かもしれません。

"pass"の句動詞

動詞に前置詞をつけて特別な意味となる組み合わせを「句動詞」と呼びます。"pass"にはいくつもの句動詞がありますが、今回はその中でもよく使われ、なおかつ、意味が本来の"pass"から少し離れているものを2つ紹介します。

pass away

"pass away"には「人が亡くなる」という意味があります。人以外にも、モノや概念が「消滅する」という意味にもなります。

pass out

"pass out"には「意識を失う、気絶する」という意味があります。一方、「外に出る」「卒業する」という意味も持っています。

"pass"の派生語

passenger

"passenger"は「乗客」という意味の言葉です。「乗客」は乗り物に乗ってどこかを通り過ぎている人を意味します。そのため、"pass"から派生して乗客を意味する単語となりました。

passport

海外に行くときに必要なパスポート。日本語に訳すと「旅券」となります。"port"は「港」という意味なので、「港や空港を通過できる許可証」という意味になります。

「パス(pass)」まとめ

"pass"にはいくつもの意味があり、日本語としても広く浸透しています。しかし、いずれも英語の"pass"の意味を大きく外れたものではありません。"pass"は英語圏でも日本語圏でも、とてもなじみの深い言葉なのです。

関連するまとめ


人気の記事

人気のあるまとめランキング

新着一覧

最近公開されたまとめ