「コラボレーション」とは?意味や使い方をご紹介

「コラボレーション(collaboration)」は「コラボ」という省略形もあわせて、日常でよく使われる言葉ですが、どのような意味でしょうか。今回は、コラボレーションの意味や使い方、コラボレーションに関連する言葉についてご説明します。

目次

  1. 「コラボレーション」の意味
  2. 「コラボレーション」の使い方
  3. 「コラボレーション」と「タイアップ」
  4. 「コラボレーション」と「フィーチャリング」

「コラボレーション」の意味

コラボレーションは、英語の「collaboration」に由来する言葉で、「共同で作業したり、何かを作ること、あるいはその制作物」という意味で、共演」「合作」「共同作業」「共同研究」と言い換えることもできます。

「コラボレーション」の使い方

「コラボレーション」の使い方

英語の「collaboration」は2人以上の人が共同で作業するというニュアンスですが、日本語として使われる「コラボレーション」は、「異なる分野や職種の人たちが共同で作業する」というニュアンスが強いようです

例えば、異なる業種の会社が一緒にプロジェクトを立ち上げたり、違うジャンルのアーティスト同士が一緒に作品を作る時などに用いられます。

【例文】

  • 菓子メーカーと高級料亭がコラボレーションした商品が限定発売される。
  • 新作メニューは、牛丼とカレーのコラボレーションです。
  • 今回の催しのバイオリニストと書道家のコラボレーションは最高だった。

「コラボ」の使い方

「コラボ」は「コラボレーション」の省略形です。「コラボ」は「コラボレーション」より字数も少ないせいか、2000年以降、各種PRやメディアの記事などで「コラボ×××」「〜のコラボ」のように頻繁に用いられています。

【例文】

  • カップ麺とラーメン店のコラボ商品が新発売となった。
  • コンビニの一押しは、専門店とのコラボスイーツです。
  • このライブで、○○さんと△△さんの夢のコラボが実現した。
  • 高級アパレルブランド○○とスポーツブランド△△の初コラボは注目を集めた。

「コラボレーション」を表す記号など

音楽界では、ミュージシャン同士、または他の分野のアーティストなどと一時的にユニットを組んだり楽曲提供して、両者が同列に扱われる場合に「コラボレーション」という言葉を使います

例えば、バイオリニストの○○さんと書道家の△△さんがコラボレーションする時、ユニット名やメディアの記事などでは、「○○ & △△」「○○ × △△」「○○ with △△」「○○ vs △△」のように表記されることがあります。

「コラボレーション」と「タイアップ」

「タイアップ」とは?

タイアップ(tie up)」はもともと「結びつく」という意味で、「協力提携して行うこと」を指しています。「タイアップ広告」「(ドラマの)タイアップ曲」のように、お互いが利益を共有する関係にある場合に用いられる言葉です。

「コラボレーション」と「タイアップ」の違い

多く、「タイアップ」は商業的な成功を目的にした提携「コラボレーション」は付加価値のある作品の制作を目的にした共同作業という意味で使用されています。

「コラボレーション」と「フィーチャリング」

「フィーチャリング」とは?

「フィーチャー(feature)」には、「特集・呼び物」あるいは「〜を目立たせる・〜に主演させる」などの意味があります。

フィーチャリング(featuring)」は「feature」の現在分詞で、「特集」と訳されますが、音楽業界においては「客演」、映画業界では「主演」という意味で用いられます。

業界によって意味が違っているように見えますが、音楽においてはメインのミュージシャンがゲストミュージシャンを呼び物として招いた、映画においては映画作品の呼び物として主演に抜擢したというニュアンスなのでしょう。

「フィーチャリング」の表記

曲名やアーティスト名に、「○○ featuring △△」と書かれていた場合、「メインのミュージシャン○○が、△△をゲストに招いて演奏した」ことを表しています。また、「featuring」は「feat.」「F/」「ft.」のように 省略して表記されることもあります。

「コラボレーション」と「フィーチャリング」の違い

「フィーチャリング」も共同作業という点では「コラボレーション」と似ていますが、「フィーチャリング」は主客が明確にされている点において、両者が同列に扱われている「コラボレーション」と異なります

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