「純真無垢」の意味とは?
「純真無垢」(じゅんしんむく)は、「心の中に全く汚れた所や、人を偽る気持ちが全く見られずに清らかな様子」、「自然のままで作られた所が全くなく飾り気が感じられない様子」という意味です。主に対象となる人の性格や様子を表す時に使われます。
「純真」と「無垢」とに分けてそれぞれの熟語の意味を説明します。
「純真」の意味
「純真」には、「嘘をつく、人を疑う、欺くなどの相手をおとしめる気持ちが全く見られない」という意味です。漢字の「純」には、「混じりけや飾り立てる気配がない」、「偽りの気持ちや汚れたところがない」という意味があります。「真」は、「嘘偽りがないまこと」、「自然なままの様子」を表します。
同じような意味の漢字を重ねることにより、「嘘を付く行動や偽りのことを言う気持ちがない」ことを強調しているようです。
「無垢」の意味
「無垢」は、「汚れている所のない様子」、「混じり気がなく、そのままの様子」を言います。「無」は「ない」という後の言葉が存在していないという意味で使われる漢字です。「垢」は「汚れ」、「穢れ」、「手あか」などの意味です。
「純真無垢」誰に使う?
「純真無垢」を使う場面とすれば、子供を表す時に使うことが多いでしょう。成長する前の、人の汚い部分を知らないような純粋な所を表す場合に使います。また、花嫁を誉める時の美しい表現として用いられる場合も多いです。子供のような汚れのない心を持っている大人の男性と女性にも使われることもあります。
【使用例】
- あなたにも純真無垢な子供時代があったんですね。
- 純真無垢な花嫁にぴったりの清楚なドレスだ。
- 彼は大きな子供がいる年齢だが、純真無垢な心を持ったまま大人になっている。
「純真無垢」の類似表現の四字熟語
「純真無垢」の類似表現の四字熟語を紹介します。
【類似表現】
- 「純潔無垢」(じゅんけつむく)邪な心や欲がなく、心が潔白なこと
- 「天真爛漫」(てんしんらんまん)飾らずに自然のままの姿で、明るく無邪気な様子
- 「純一無雑」(じゅんいつむざつ)悪い所がなく、偽りや邪な心がない性質