「何気に」とは?意味や使い方をご紹介

皆さんは「何気に」をという言い回しを使うことがあるでしょうか。「なにげなく」「なにげない」という言い回しから新しく作られて、若い世代を中心に盛んに使われるようになりました。ここでは、「何気に」の意味や使い方を紹介していきます。

目次

  1. 「何気に」の意味や使い方
  2. 「何気に」の成立
  3. 「何気に」の類語
  4. 「何気に」の英語

「何気に」の意味や使い方

「何気(なにげ)に」は、「なにげなく」「なにげない」から新しく作られた言葉です。多くの場合、これといって特別な意図や考えはないという様子を表します。

「何気に見る(なんとなく見る)」「何気に忙しい(これといったはっきりした理由はないが忙しい)」というように使います。

「何気に」の成立

「何気に」は「なにげなく」「なにげない」という形容詞の連用形から新しく作られた副詞ですが、例えば『明鏡国語辞典』では「何げない」の項目に以下のように注釈を付けています。
 

近年<何げなく><何げなしに>を<何げに>と言う言い方が若者の間で聞かれるが、これは誤用

また『広辞苑』も「1980年代から誤って使われ始めた」と明記しています。しかし80年代以後衰える気配もなく、広く普及していっそう一般的に使われており、今後誤用ではなくきちんと辞書に掲載される可能性はあります。

「何気に」の意味合い

「なにげない」は本来「何気無い(なにか+無い)」と否定の意味ですが、若者言葉の「なにげ」を細かく見ると、「無い」がなくても「はっきりしない、漠然としている」状況を表す場合が多く、そう考えると「なにげない」の略語として意味合いは成り立つようでもあります。

また、「さりげない」「さりげなく」から「さりげに」が同じように新しく生まれていますが、「何気に」「さりげに」が混同され、(相手に対して特になんでもないことのように)「なにげに渡して」「さりげに渡して」というように、どちらのニュアンスも含む場合もあります。

「何気に」の類語

「何気に(なにげない)」の類語は「然り気無い(さりげない)」になります。「なにげない」は特に意図もなく、意識せずにちょっとしたことをすることであるのに対し、「さりげない」はあくまで意図的にすることだが、相手にはそう感じさせないようにふるまう様子を言います。

その他、関連する言葉は細かい意味合いでいくつかに分けられます。

「自然でわざとらしさがない」の意味

  • 自然
  • ナチュラル
  • 自然体
  • いつに変わらぬ
  • こともなげ
  • すんなり
  • しっくり

「平然」の意味

  • 平然
  • 事ともしない
  • なにくわぬ
  • びくともしない

「なんとなく」の意味

  • なんとなく
  • なんとなし
  • いずれともなし
  • どことなく
  • どうかすると
  • しらずしらず
  • そこはかとなく
  • 漫ろ(そぞろ)

「何気に」の英語

「何気に(なにげない)の英語は、unconcernedly(なにげない)、casually、nonchalantly、in a casual manner(さりげない)など、さまざまな場合があります。

【用例】

  • なにげないふうを装って、彼は手紙を渡した…He handed her the letter with pretended nonchalance.
  • 犯人はなにげない様子で葬儀に列席した…The murderer attended the funeral as if he had nothing to do with the case.
  • 彼らの会話をなにげなく聞いてしまった…I happened to overhear their conversation.
  • なにげなく言ったことが彼を傷つけた…My careless thoughtless remark hurt him.
  • 彼女にさりげなく近づこうとした…He tried to approach her in a casual manner.
  • 彼女はさりげないおしゃれをする…She dresses well in an inconspicuous way.
  • さりげない心遣いをする…be unobtrusively considerate


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