エゴサーチとは
エゴサーチとは、インターネット上にある自分に関係した情報を知るために、自分の名前やハンドルネームなどをサーチエンジンで検索することです。また、広い意味では自分が運営するサイト・ブログなどの名前やURLを検索すること、自分が所属する企業や団体などの名前を検索することもエゴサーチといいます。
「エゴ」は自分・自己、「サーチ」は検索・探すという意味ですから、「エゴサーチ」は「自分についての情報を集める行為・自己検索」などと訳してもいいと思います。略して「エゴサ」と言われることも多いです。
エゴサーチのやり方
いろいろな言葉を検索するときと同じように、自分の名前を検索するだけです。例えば、GoogleやYahoo!などサーチエンジンの検索窓に自分の名前(またはハンドルネームなど)を入力してボタンをクリックします。そして表示されたページの内容を順に見ていくことになります。そのほか多くのSNSでは、独自の内部検索システムもあるのでそれを利用してエゴサーチすることもできます。
特別なエゴサーチ
TwitterやFacebook・Instagramなどの最新の投稿についてエゴサーチしたい場合は、Yahoo!のリアルタイム検索を使うと便利です。Yahoo!の検索窓に名前を入力した後、検索窓上右側の「リアルタイム」をクリックすると5秒おきに更新される最新情報を見ることができます。(ただし、非公開に設定されている投稿などは見ることができません。)
またtwitterでエゴサーチする場合、右上の検索窓に自分のユーザー名を入れて検索すると、一般人の場合は自分自身のツイートがぞろぞろ出てきますね。それを除外する方法もあります。例えば、自分のユーザー名が「ABCDE@fghij」の場合、「@」を「-from:」(すべて半角文字)に置き換えて「ABCDE-from:fghij」と入力して検索すると自分のツイート以外の「ABCDE」を見つけることができます。
エゴサーチする目的
エゴサーチする目的は人・場合によって様々です。「単に興味本位」「自分と同姓同名の人を見つけたい」などが目的のこともあるでしょう。
芸能人・政治家ほかネット上で一定の知名度がある人がエゴサーチするのは、世間での自分の評判がどうか、どのように評価されているかを知るためと考えられます。ただ、ネットでは日常生活ではめったにない誹謗中傷もよく見られるため、自分を否定するような内容を見つけてショックを受けることも少なくないようです。
また、ブログを運営する人の中には、内容を改善してアクセス数を増やすことを目的に、参考情報を集めようとブログについてのエゴサーチすることもあります。
さらに最近では、自分の個人情報が不当に晒されていないか、悪意を持って否定的な面を誇張する内容の情報が公開されていないかなど、ネット上に自分に不利益な情報がないか確認するためのエゴサーチもあります。特に、就活や婚活に取り組む人などは事前にエゴサーチをしてみた方がいいかも知れません。中には自分と同姓同名の悪評の高い人の情報がネット上にあって、就活に不利益を受けた人もいるそうです。そのような場合でも事前に分かっていれば何らかの対策を取ることもできるはずです。
エゴサーチの意味の誤用
エゴサーチはあくまでも、検索する「本人」が「自分自身」についての情報を集める行為を指します。しかし、中にはエゴサーチの意味を「人名検索」と誤っている例が見られます。たとえば「ぼくは、アイドルの○○さんが大好きなので、○○さんの名前でエゴサーチしてみました。」というような使い方は明らかな誤用です。アイドルの○○さん自身が自分の名前を検索した場合に「エゴサーチ」となります。