「蘭」の花言葉とは?意味や使い方をご紹介

みなさんは「蘭」という花をご存知ですか?園芸や祝い花として人気のある花です。「蘭」には白やピンク、紫といった様々な色があります。そして色や種類によって花言葉が変わってきます。この記事ではそんな「蘭」の花言葉について詳しい意味や具体的な使い方をご紹介します。

目次

  1. 「蘭」とは?
  2. 「蘭」の種類
  3. 「蘭」の花言葉

「蘭」とは?

「蘭」は南極をのぞくすべての大陸の熱帯から亜寒帯に自生する花です。被子植物の中では最も後に地球上に現れた植物と言われています。

蘭はとても種類が豊富な花で、世界に700属以上15000種、日本に75属230種存在しています。中心から唇弁と呼ばれる花びらが進化した部分が垂れ下がっているのが特徴です。美しく咲く姿から「花の女王」とも呼ばれています。

「蘭」の種類

「洋蘭」

「洋蘭」とは明治以降に欧米経由で日本に輸入されたものを言います。大輪で派手な花がほとんどです。元々は東南アジアや南米に自生していたのがヨーロッパで品種改良されたものです。

  • コチョウラン…蘭というとコチョウランを思い浮かべる人も多いと思います。熱帯地域が原産ゆえに寒さに弱い植物です。上品でどこに置いても美しさが映えるので、新築祝、開店開業祝いなどの贈り物として人気の花です。
  • カトレア…「洋蘭の女王」とも呼ばれています。豪華で美しく、香り高い花が特徴です。品のある美しさで格調高い雰囲気を纏うカトレアは、パーティーや式典にぴったりです。​

「東洋蘭」

「東洋蘭」とは中国や日本などのアジア原産のもので、洋蘭のように豪華ではありませんが凛とした美しさを持つ花です。東洋蘭は人工交配ではなく、自然によって生み出された品種です。国内で作出された小型種を「和蘭」とも言います。

  • 寒蘭(かんらん)…だんだんと寒くなってくる11月前後に花開くことから「寒蘭」と呼ばれるようになりました。長い花びらと美しい色合い、豊かな香りが特徴です。
  • 富貴蘭(ふうきらん)…野生種だったものが江戸時代より栽培されてきました。白、赤、緑など多くの色があり、斑入りの葉のものもあります。

「蘭」の花言葉

「蘭」全体の花言葉は「愛情」、「美」、「上品、優雅」、「美しい淑女」です。品や美を表す言葉ばかりですが、それは「蘭」の花が持つ美しさに由来しています。

コチョウラン

コチョウラン全体の花言葉は「幸福が飛んでくる」「純粋な愛」です。どちらも美しい言葉ですね。「幸福が飛んでくる」というのはコチョウランの名前の由来から来ています。蝶がひらひらと舞うように、幸せが舞い飛んでくるなんて素敵ですよね。

白色のコチョウランは結婚式の装飾やブーケでも使われます。まさにウェディングドレスのように純白のコチョウランの花言葉は「清純」です。

可愛らしい恋のようなピンク色のコチョウランの花言葉は、「あなたを愛しています」という純粋な愛のメッセージ。告白やプロポーズの際のプレゼントに最適な花です。

カトレア

カトレアの花言葉は「優美な貴婦人」「成熟した大人の魅力」「魔力」「魅惑的」です。洋蘭の女王らしく、気品あるカトレアに相応しい言葉が並んでいます。

デンドロビウム

デンドロビウムの花言葉は「わがままな美人」です。その愛らしく美しい見た目から、この花言葉がつけられました。洋蘭の中でも特に育てやすい種類だと言われています。

デンファレ

デンファレの花言葉は「お似合いのふたり」「魅惑」、「有能」です。華やかなのに値段が手頃で求めやすく、育てる手間がかかりにくいので「有能」の花言葉がついたと考えられています。

シラン

シランは紫蘭とも書き、花言葉は「美しい姿」「変わらぬ愛」「あなたを忘れない」です。名前の通り紫色の可愛らしい花を咲かせます。よく育ち、よく増えるので古くから家庭で愛されてきた蘭です。

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