シックの意味
シックは「chic」と書き、しゃれた、上品な、あか抜けたといった意味のフランス語です。フランス語で「熟練,技術」の意を持つchicaneから来ているという説があり、そこから「熟練された着こなし」→「上品であか抜けた」という意味で使われるようになったと言われています。
ファッション・インテリアにおけるシック
ファッションやインテリアとしてのシックは、日本では形容詞として「このブランドの服はどれもシックだ」「シックなインテリア」のように使われます。
「シックなファッション」に明確な定義があるわけではありませんが、白や黒を中心に、グレー、カーキ、ネイビー、ベージュ等落ち着いた色ででまとめたファッションが「シックなファッション」と言えそうです。デザインもすっきりシンプルであることが特徴です。
ではインテリアとしてのシックはどうかというと、やはり白や黒を中心に、すっきりシンプルなインテリアが「シックなインテリア」というイメージではないでしょうか。
シックを含む系統
アパレル・インテリア用語ではほかの言葉と組み合わせて、「モードシック」「ナチュラルシック」のように使われることもあります。
- モードシック…モードは最新の流行やファッションの意。その年に流行したデザインを取り入れた、上品で落ち着いたデザインを表す。
- ナチュラルシック…ダークブラウン等の暗めの木材をふんだんに使い、温かみの中にも落ち着きを感じさせる雰囲気を表す。
病気を表すシック
シックにはもう一つ意味があります。英語で書くと「sick」で、「病気であること」という意味になります。よく使われるのが「ホームシック」、日本語で言うと「懐郷病」ですね。「自分の家族や故郷から遠く離れている者が、それらを異常なほど恋しがる病的状態」を指します。
ただし日本では、「シック」単体を病気という意味で使用することはあまりないので、基本的には「シック」はファッション・インテリアのイメージの系統と認識してよいでしょう。
シックの例文
- 「今日はシックな格好してるね」
- 洗練されたシックなデザインが売りのデザイナーズマンションが人気だ。
- このブランドの服はどれもシックで、大人の女性にぴったりだ。
シックの比較級
シックは元はフランス語ですが、すでに英語に取り入れられています。比較級はchic-chicquer-chicquestです。
シックの類義語と対義語
- 類義語…スマート、スタイリッシュ、洒落た、粋、ファッショナブル、いなせ
- 対義語…野暮ったい、田舎っぽい、子供っぽい、派手な