「服従」とは?意味や使い方をご紹介

服従という言葉には、奴隷のようなイメージがあるかもしれません。しかし、心理学の実験では多くの人が一定の条件下では命令に従い、非人道的な行為をすることが証明されており、「自分は絶対、服従しない」とは言い切れないのです。そんな「服従」の意味を詳しく解説します。

目次

  1. 服従とは人の命令・意思に従うこと 
  2. 服従は両漢字に同じ意味
  3. 従うにも細かな意味

服従とは人の命令・意思に従うこと 

服従の定義は『詳解漢和大字典』(冨山房刊)では服属と同義語で「つきしたがうこと」「てしたになること」、『実用新国語辞典』(三省堂刊)では「人の命令・意思に従うこと」となっています。

なお、心理学では服従を「権力や権威を持つ対象からの命令や指示に従うこと」と定義し、権力や権威を持つ対象から命令を受けると、その人が普段なら絶対しないような冷酷な行動もとってしまうことがある、としています。
 
実際に、これを証明したのがイェール大学の心理学者、スタンリー・ミルグラムが1963年にアメリカの社会心理学会誌『Journal of Abnomal and Social Psychology』に投稿した実験結果です。

これまでに何度も再現できた社会心理学を代表する実験です。アイヒマン実験ともいわれ、普通の平凡な市民が一定条件下では権威者の指示に従い、冷酷で非人道的な行為を行うことを証明したもので、そのような現象をミルグラム効果ともいいます。

服従は両漢字に同じ意味

服従の服は「徳を以て人に服(したが)う」(孟子 公孫丑上)、従は「不信の民従わず」(中庸)といった具合に、両方の漢字に「従う」という意味の使い方があります。

服従の類語としては、その意味によって降参・帰順(避けられないとして受け入れる)、屈従・屈服(他の者に付き従う)、恭順(権力に従う)などがあり、英語では「Obey」の名詞形の「Obedience」となります。なお、服従の反対語は抵抗、反抗です。

従うにも細かな意味

「従う」という言葉も細かく言いますと、以下の使い方に分けられます。

  1. 聞き入れる、可とする
  2. 服する、なづく、帰する
  3. そう、同じ行動を取る
  4. 逆らわぬ、順(したが)う
  5. とりあつかう、治める
  6. おう、追いかける


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