「汚名をそそぐ」とは?意味や使い方をご紹介

人は生きていく上で成功や失敗を繰り返しています。そして、失敗した時には、その「汚名をそそぎたい」と思うでしょう。この「汚名をそそぐ」という言葉は、どういう意味でしょうか。この記事では「汚名をそそぐ」の意味や使い方について解説します。

目次

  1. 「汚名をそそぐ」の意味
  2. 「汚名をそそぐ」の使い方
  3. 「汚名をそそぐ」の類語
  4. 「汚名をそそぐ」を英語で

「汚名をそそぐ」の意味

「汚名をそそぐ」は、「汚名を雪ぐ(濯ぐ)」と書き、「おめいをそそぐ」と読みます。意味は、悪い評判を除き払うことです。「雪」も「濯」も、「洗い清める」という意味を持つ漢字なので、このような意味になります。

「汚名」は、「悪い評判、不名誉」という意味で、「そそぐ」は、「汚れを水で洗い落とすこと」から、「穢(けが)れを清める。汚名を払う」という意味に派生しています。

また、「雪ぐ/濯ぐ」には、「すすぐ」という意味があるので、そのまま「汚名をすすぐ」という使用例もありますが、「汚名をそそぐ」が適切です。

「汚名をそそぐ」の使い方

【例文】

  • 今年の運動会で大活躍した私は、去年の汚名をそそぐことに成功した。
  • 過去の不行跡を改めて猛勉強し、慈善活動にも打ち込んだ彼は、以前の汚名をそそいで周囲の人々から尊敬される人間になった。
  • 彼は、冤罪の汚名をそそぐために再審請求をした。

「汚名をそそぐ」の類語

「雪辱を果たす」

「雪辱を果たす」は、「せつじょくをはたす」と読み、意味は以下の通りです。

  • 恥をそそぐ(すすぐ)こと
  • 試合・競技などで前に負けた相手に勝つこと

【例文】
  • 去年の夏の大会で敗北した相手に雪辱を果たす機会が巡ってきた。
  • 中学時代に周りから不良だと言われた私は、高校に入り何事にも真面目に取り組むことで周囲に雪辱を果たした
  • 小さい頃から水泳大会で負け続けてきた彼女に、今年、雪辱を果たすことが出来た。

以前、テレビ放送で、「雪辱を晴らす」という発言がありましたが、「そそぐ/すすぐ」と「晴らす」は、意味が重なるので誤用です。「雪辱を果たす」が正しい使い方です。

「汚名返上」

「汚名返上」は、「おめいへんじょう」と読み、「汚名をそそぎ、名誉を回復する」という意味があります。

【例文】

  • 小さい頃から出来損ないと言われ続けた私だが、ついに汚名返上する時が来た。
  • 成績が振るわなかった僕に、9回裏サヨナラの場面で出番が回ってきた。これは汚名返上のチャンスだ。

なお、「汚名返上」という意味で「汚名挽回」という言葉を使う人が増えています。誤用か否かという争いがあり、辞書によって意見が異なっています。

また、文化庁が2004年に行った国語に関する世論調査では、「汚名挽回」を使う人が、「汚名返上」を使う人を上回っているという結果が出ました。しかし、文化庁は、「汚名挽回」を誤用であるとは言っていません。このことは覚えておいたほうがいいでしょう。

「汚名をそそぐ」を英語で

「汚名」は、「stigma」が多用されます。また、「そそぐ」は、「clear」や「remove」を使うと良いでしょう。組み合わせると「汚名をそそぐ」は、「clear one's name」や「remove a stigma」などと表記できます。

【例文】

  • Can Ben clear his family name?(ベンは一族の汚名をそそぐことができるのだろうか。)
  • Everyone worked together to remove his stigma.(みんなが協力して彼の汚名をそそいだ。)
  • He played an active role as a relay anchor in last year's stigma.(彼はリレーのアンカーとして昨年の汚名をそそぐ活躍を見せた。)


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