「尋問」の意味や使い方
「尋問」は「じんもん」と読み、裁判官や警察官が、ある事件について、証人(しょうにん)、鑑定人(かんていにん)、当事者(とうじしゃ)などに取り調べのために質問することです。
本来は単に問いただすことの意味でしたが、現在ではこうした法的な場合にのみ使います。
例
- 証人を尋問する
- 不審尋問(職務質問の古い言い方)
- 尋問調書
「尋問」の類語
「尋問」の類語は「糾問(きゅうもん)」「審問(しんもん)」「喚問(かんもん)」「査問(さもん)」です。
糾問(きゅうもん)
悪事や罪について厳しく問いただすこと。
- 罪状(ざいじょう)について糾問する
審問(しんもん)
法律用語で、特に裁判所が当事者やその他、訴訟(そしょう)関係人に対して、書面(しょめん)または口頭(こうとう)で陳述(ちんじゅつ)する機会を与えること。またはその手続きのこと。
- 容疑者を審問する
- 審問に答える
喚問(かんもん)
法律用語で、裁判所に限らない公的機関が証人や参考人を呼び出して問いただすこと。
- 喚問に応じる
- 証人喚問
査問(さもん)
事件の関係者について、調査し取り調べた上で問いただすこと。
- 事件の関係者を査問する
- 査問にかける
これらの中でもやはり「尋問」に、問い詰めたり問いただす意味合いが最も強く込められています。
「尋問」の英語
「尋問」の英語は、an interrogation(尋問)、inquisition(問いただすこと)、examine(証人、被告などを調べる)、question(問いたずねる)、があります。
- 不審尋問(職務質問)…the questioning of a suspicious person by policeman
- 反対尋問…a cross-examination
- 誘導尋問…a leading question
- 厳しい尋問を受けた…He underwent a severe cross-examination./He was severely cross-examined.