「ok」の意味とは?
「ok」は、「分かった」・「良いよ」・「大丈夫」・「承認した」という意味で使われる外来語です。日本だけでなく、多くの国で使われている英語です。
くだけた表現なので、友人や家族、後輩などの親しい間柄で使われます。親しい会社の先輩には「okです」などの返事をすることもありますが、目上の方にはあまり用いません。
「ok」の使い方
【使用例】
- 「悪いけど、明日までにやっておいてもらえる?」「ok、構わないよ。」
- 「風邪の具合はどう?」「ok、だいぶ体調が良くなったよ。」
- 「○○君、明日までに資料を揃えて欲しいのだけど。」「okです。」
依頼や質問に対して答える形で使われることが多いです。
「ok」の由来
「ok」はアメリカ発祥の言葉です。最も古い確認できる資料は、ボストンの新聞社「ボストン・モーニング・ポスト」の中にある記事の文章で、流行りの略語として使われています。正式な語句は"all correct"で、その語句を短く略したものです。
流行語はすぐに廃れることもありますが、「ok」は19世紀以降世界中に広まりました。アメリカに隣接する中南米の地域、同じ英語圏のイギリスのみならず、ヨーロッパ諸国や日本や韓国、中国などのアジア地域でも使われています。
「oc」ではなく「ok」?
「ok」の"o"は「all」の「オウ」という発音が似ているので、略語として付けられたのは納得が行くように思えます。しかし、「correct」であれば「oc」でないとおかしいのではないでしょうか。色々な説がありますが、有力な説を紹介します。
【有力な説】
- 「correct」と「korrect」と2つの綴り方があった
- 8代大統領ヴァン・ビューレンのあだ名「Old Kinderhook」の頭文字と合わせた
- 7代大統領アンドリュー・ジャクソンが「Oll Korrect」と、手紙に間違って書いた
この中で最も信憑性があるのは、2つの綴り方があったという説です。現在は「correct」ですが、以前は「k」と「c」両方の記述が見られたということです。
「ok」は日本語と英語では意味合いが違う
日本語では「ok」はかなり肯定的な表現で、「全面的に大丈夫」とか「全く問題ない」というようなニュアンスで使えます。
しかし、英語圏で使うときには注意が必要です。「たぶん大丈夫」とか「まあまあ」という意味合いで、必ずしも全面的にいいという表現ではありません。
健康状態を聞かれた時に「ok」と言うと、日本語では「平気」、「全く問題ない」というニュアンスになります。しかし、英語の意味だと「たぶん大丈夫だと思うけど、あまり体調は良くない」という意味合いになります。否定と肯定が入り交じっているような感じですね。