「リモる」とは?
「リモる」という言葉を聞いたことがありますか?
これは、インターネットの生配信後に、配信者が生配信ソフトなどのツールを切り忘れて、そのまま素の自分を晒してしまうことです。
2007年ごろから活動しているリモーネ先生という名の配信者が、初めに切り忘れるという失態をおかしたことから、「リモる」というようになりました。
生配信を見ている人たちにとっては、配信していない時の、普段は見られない配信者の姿を見られるので、楽しいかもしれませんが、当の配信者はびっくりです。
配信しているときには絶対に見せない姿をみせたり、言ったりしたら、放送事故ですね。これまでにも、数人リモってしまった人がいるようです。
「リモった」事例
リモった人の例を数点挙げてみたいと思います。
- リモって耳掃除をし、耳垢の臭いをかいだ。
- リモって友だちに電話し、リスナーの悪口を言った
- 死ぬ!と言って姿を消し、配信を終えたのに、リモって普通に戻ってきた
- お風呂に浸かって配信した後、リモって湯船から立ち上がってしまった
などです。
もし自分が当事者だった場合には、体中の血の気が引いてしまうのではないでしょうか。
生配信者は、配信後に生配信ソフトを切ったか、きちんと確認するようにしましょう。リスナーは、早めに、リモってる!と配信者に教えてあげましょう。
生配信とは?
リモるというのは、生配信だから起こること
リモるというのは、生配信だから起こることです。動画をあげるだけなら、録画後、都合が悪いところは編集で切ればいいのですから。では、この生配信とはどういうことでしょうか。
生配信というのは、録画をせずにリアルタイムで動画などを、インターネット上で送信することです。テレビの生放送と同じです。ライブ配信とも呼ばれます。
録画して配信するのとは違って、見ている人からの反応が即時に返ってくるという即時性と、見ている人のコメントを読んで、こちらからも即時に返答できるという双方向性が備わっているので、近年とても人気が出て来ています。
代表的なものには、
- ニコニコ生放送(ニコ生)
- ユーチューブライブ
- ツイットキャスティング
- SHOWROOMなどがあります。
生配信用にソフトやアプリも揃っていて、高画質なものやサクサク動くものなど、配信者は用途に合わせて選んで使っています。
リスナーは、画面にあるチャットボックスにメッセージを書き、配信者に送るとコミュニケーションが取れる仕組みになっています。
その他「リモる」以外に使われている語句
生配信では、初心者には理解ができない言葉が沢山あります。配信者が言ったり、チャットでリスナーが書いたり。リモるのほかも良く使われている言葉が沢山あるので、ここでいくつかご紹介します
- 生主 生放送をしている配信者のこと。
- 初見 初めてその配信者の生放送を見ること。*初見です。初見さんいらっしゃい、など。
- ROM専 コメントせず、見ているだけの人のこと。
- 過疎 見ている人があまりいない生配信のこと。
- 8888 パチパチ、手を叩いていること。拍手。
- ラジコン生主 リスナーの言うとおりにやってくれる配信者のこと。
- こy こわい
- 荒らし 誹謗中傷することを言ったり、喧嘩をふっかけたりする人のこと。
- オワコン 終わったコンテンツの略。飽きられている配信者のこと。
- こマ? これマジ?の略。それマジ?はそマ?
これはほんの一部ですが、他にもいろいろな言葉が、ネット配信の世界では毎日飛び交っています。
まとめ
これから、ネットでの生配信をやろうと思っている人は、くれぐれもリモらないよう、配信ソフトまたはアプリの切り忘れがないか確認しましょう。