「口八丁」とは?意味や使い方をご紹介

口八丁(くちはっちょう)とは、話しの上手なことを意味しています。巧みな話術で人を騙すような意味で使われることもあるようですが、本来は話し上手な人を褒める言葉です。使う場面を間違えると誤解されることもある「口八丁」意味を理解して正しく使って下さい。

目次

  1. 口八丁の意味とは
  2. 口八丁の使い方
  3. 口八丁を言換える
  4. 口の意味
  5. 口が付くことわざ
  6. 八丁の意味とは
  7. 屋号に多い口八丁

口八丁の意味とは

口八丁の意味とは、しゃべることの巧みなことです。話し上手な人がいると、話題も盛り上がってその場の雰囲気が楽しくなりますね。ですが、口八丁は褒め言葉として使うことは少ないでしょう。

どちらかというと、「やり手」「要領がいい」など相手を揶揄する気持ちが入っています。けなすよりは少し柔らかい言い回しですが、面と向かって言われると自分自身も気持ちの良くない表現ですよね。

口八丁の使い方

  • 口八丁な人は信用できない。
  • 彼は商売熱心だが口八丁で強引なところがある。
  • また口八丁の母に言いくるめられて、お小遣いを値上げして貰えなかった。
  • 彼はなんでも器用にこなすが、口八丁で周りから疎まれている。
このように相手を悪意を込めた言い回しで揶揄しています。そのため、目上の人を褒める場合や能力の高い人へ使ってはNGです。

口八丁を言換える

  • 口達者
  • 口上手
  • 弁舌
などで言い換えることが出来ます。どちらも口八丁同様、褒め言葉として使わないほうが無難でしょう。

口の意味

口が表す意味はたくさんありますが、口八丁で表現されている「口」の意味は「話す能力」です。

他にもまだまだあります。

  • 人や動物の顔にあり、飲食物をとり、声を発する器官
  • 物や人の出入りする所 「出入り口」
  • ある地点に通じる道などの始まる所
  • 容器などで、中の物を出し入れする所、またはその箇所をふさぐ詮 「瓶の口」「水筒の口」
  • 種類、種別、たぐい 「別口」「飲める口」
  • 身を納める場所 「嫁の口」「奉公の口」
  • 物の初め、または始まったばかりのこと 「序の口」「宵の口」
  • 言葉、言葉遣い、物の言い方「口が悪い」「誘いの口が掛かる」
  • 世間の評判、意見 「人の口を気にする」
  • 寄付や出費などの分担の単位 「一口千円」
このように口にはたくさんの意味や使い方があります。改めて考えると、知らずに使い分けていたと思いませんか。体の一部を使う慣用表現の中でも、特に多いのではないでしょうか。

口が付くことわざ

  • 口は禍いの門
不用意に言ったことが、災難を招く原因となることがある
  • 目は口程に物を言う
気持ちの入った目つきは、口で話すのと同じくらい気持ちを相手に伝えることができる
  • 人の口に戸は立てられぬ
世間の噂話は防ぎようがないことのたとえ

この他、前述しているように慣用表現もたくさんあります。口の意味が種々あったのと同様で、「口」は暮らしの中でとても大切なものであるとわかりますね。「口が減らない」「口が重い」「口を添える」「口を割る」など使われている意味がすべて違う「口」です。

八丁の意味とは

八丁とは、物事に巧みなこと、または達者であることを意味します。大工や職人が八つの道具を使いこなすほど達者なことから転じて、この意味になりました

八つとは、実際に8個の道具ではなく「複数」の意味ですね。八挺と表記されることもありますが、意味は同じです。

八丁を使った慣用句は

  • 口八丁手八丁
口も達者だが、やることも達者であることのたとえで「手八丁口八丁」「口も八丁手も八丁」とも表現します。対義語「口自慢の仕事下手」口ばかりで仕事が出来ない人を例えています。
  • 胸突き八丁
山の頂上付近の険しい登り道のことで、元々は富士登山で頂上まで八丁(約872m)の険しい道を指していました。ここから転じて、「物事の一番苦しい時期」「正念場」をたとえて使うようになりました。

屋号に多い口八丁

褒め言葉としては使えない口八丁ですが、屋号に好んで使う飲食店は多いですね。口八丁は商売上手を褒めるにはピッタリのようです。

また、「リズム感のある響きが覚えやすい」「一つ一つの漢字が簡単で、一見して店の名前が読める」などが好まれる理由です。


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