「目処が立つ」とは?意味や使い方をご紹介

ビジネスシーンなどでよく使われる「目処が立つ」、「めどがたつ」と読みますが、漢字を書ける人は少ないのではないでしょうか。目標が確かなものになる、実現の可能性が確かになることを意味しています。どの場面でも使うことの多い「目処が立つ」の意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 目処が立つの意味
  2. 目処が立つの例文
  3. 目途との違い
  4. 目処の意味
  5. 立つの意味

目処が立つの意味

目処が立つとは、

  • 目指すところが見えてきた、実現の可能性が確かなものになる
  • 目標へ到達する見込みがつく
  • 見通しが出来る
という意味です。物事に対する前向きな姿勢や気持ちが表現される、「目処」と「立つ」を組み合わせた慣用句です。「目途」と表記されることもあります。

目処が立つを言い換える

  • 見通しが立つ
  • 見込みがつく
  • 見当がつく
などで言い換えられます。目処より見当や見込みなどのほうが馴染みがあって、会話であればこちらが使いやすいのではないでしょうか。

目処が立つの例文

  • 停電から2時間でやっと復旧の目処が立つ。
  • 長く心配していた問題に解決の目処が立ったので、一安心だ。
  • 渋滞のせいで到着の目処が立たない。
  • 今日にでも父の退院の目処が立つだろう。
物事が停滞した場所から進んでいく様子、気持ちが前向きになっていく場合などに使うといいですね。否定である「ない」を付けて使う場合、停滞状況が続いて諦めた気持ちや、自分の思う通りに物事が進まないことを表現出来ます。

目途との違い

「目途が立つ」と表記する場合は「めど」と読みますが、基本的には「もくと」と読みます。目的、目当ての意味です。一方「目処」は「めど」としか読みません。「処」が常用漢字では無いため、公文書のような正式な文書では使用が出来ません。そのため、目途と使い分けることが出来ます。日常的に使う場合は、どちらでも構いません。

目処の意味

目処の意味は

  • 目指すところ
  • 目標、また実現の可能性
  • 目算
目処は見通しや見当という意味も含んでいますので、作業の進み具合や、物事の予測できる範囲、到達見込みなどで使うことが多いですね。皆さんが「目処」を使う時、見当という意味で使うことが多いのではないでしょうか。

由来

めどの由来は、「蓍(めどぎ)」という植物にあります。今では竹製が主流となり筮竹(ぜいちく)と呼ばれていますが、かつて易で占筮(せんぜい)に用いる50本の細い棒は、主に蓍から作られていたため「めど」や「めどぎ」と呼ばれていました。

それがいつからか占い全般を指して「めど」と言うようになり、将来の目標を決定づける「めど」が、めざすところや目標を表す言葉になったのです。昔の占いはそれだけ重要視されていたんですね。

実は由来はもうひとつあります。針にある糸を通す小さい穴「針孔」をめどと呼び、糸を通すために目指す穴であることから、「目標」「目指すところ」を意味するようになったという説です。

立つの意味

「目処が立つ」で表す「立つ」の意味は

  • 成り立つ
  • 確かなものになる
「筋道がたつ」「目算が立つ」「暮らしが立つ」などは同じ意味の使い方です。他にも「立つ」には「人や物が地面に対してまっすぐに起きること」「ある位置を占めて存在する」「ある役割をもって現れ出る」「発生する」「ある場所から身を起こして立ち去る」「出発する」「時間が経過する」などたくさんの意味がありますね。

立つを使った慣用句

  • 白羽の矢が立つ:多くの中から特にその人と指定して選びだされること
  • 立つ鳥跡を濁さず:退き際のいさぎよくきれいであるさまの形容
  • 後悔先に立たず:ことが終わってから悔やんでも取り返しがつかないこと
上記以外にも、「奮い立つ」「腕が立つ」「波風が立つ」「弁が立つ」などの慣用表現もたくさんあります。


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