目処が立つの意味
目処が立つとは、
- 目指すところが見えてきた、実現の可能性が確かなものになる
- 目標へ到達する見込みがつく
- 見通しが出来る
目処が立つを言い換える
- 見通しが立つ
- 見込みがつく
- 見当がつく
目処が立つの例文
- 停電から2時間でやっと復旧の目処が立つ。
- 長く心配していた問題に解決の目処が立ったので、一安心だ。
- 渋滞のせいで到着の目処が立たない。
- 今日にでも父の退院の目処が立つだろう。
目途との違い
「目途が立つ」と表記する場合は「めど」と読みますが、基本的には「もくと」と読みます。目的、目当ての意味です。一方「目処」は「めど」としか読みません。「処」が常用漢字では無いため、公文書のような正式な文書では使用が出来ません。そのため、目途と使い分けることが出来ます。日常的に使う場合は、どちらでも構いません。
目処の意味
目処の意味は
- 目指すところ
- 目標、また実現の可能性
- 目算
由来
めどの由来は、「蓍(めどぎ)」という植物にあります。今では竹製が主流となり筮竹(ぜいちく)と呼ばれていますが、かつて易で占筮(せんぜい)に用いる50本の細い棒は、主に蓍から作られていたため「めど」や「めどぎ」と呼ばれていました。
それがいつからか占い全般を指して「めど」と言うようになり、将来の目標を決定づける「めど」が、めざすところや目標を表す言葉になったのです。昔の占いはそれだけ重要視されていたんですね。
実は由来はもうひとつあります。針にある糸を通す小さい穴「針孔」をめどと呼び、糸を通すために目指す穴であることから、「目標」「目指すところ」を意味するようになったという説です。
立つの意味
「目処が立つ」で表す「立つ」の意味は
- 成り立つ
- 確かなものになる
立つを使った慣用句
- 白羽の矢が立つ:多くの中から特にその人と指定して選びだされること
- 立つ鳥跡を濁さず:退き際のいさぎよくきれいであるさまの形容
- 後悔先に立たず:ことが終わってから悔やんでも取り返しがつかないこと