「シリアス」の意味
「シリアス」という言葉は日本語としても使われていますが、もともとは英語の「serious」から来ています。「シリアス」とは、「真面目な、真剣な、重大な、由々しい、容易ならない」といった意味を持っています。
「シリアス」の使い方
「シリアス」の使い方について以下で例文を挙げます。
- たまたま見たシリアスな戦争映画を観て、映画館を出てからも涙が止まりませんでした。
- 会社の業績の急落を知った株主たちは、シリアスな面持ちで総会から出てきました。
- シリアスな表情で部活の練習に打ち込む彼らの姿に共感します。
- 経理上の単純ミスが会社全体のシリアスな問題へと発展していきました。
「シリアス」の語源
英語の「serious」が日本語の「シリアス」として定着しましたが、もともとはラテン語の「墓」、「重苦しい雰囲気」を意味する「sepulcrum(セプルクルム)」から来ています。この言葉が場所や時代を越えて転じたものとされています。
「シリアス」の英文例
「シリアス」の英語seriousを使った例文を挙げますと以下のようになります。
- Even if it is a serious problem, everybody of the class cooperates and is settled.(深刻な問題であっても、クラスのみんなが協力しあって解決します。)
- Any war brings a serious result without victory or defeat relations in history.(どんな戦争でも勝ち負け関係なく後世に重大な結果をもたらす。)
「シリアス」と間違いやすい言葉
「シリアス」と間違いやすい言葉は複数存在します。それは読みが似ていたり、英語にすると読みがほぼ同じなものです。以下に例を挙げます。
「シリアス」と「シアリス」
「シリアス」とよく似た言葉の1つ目として「シアリス」という言葉があります。「シアリス」という言葉を見ているとなんだか「シリアス」と誤解しそうになるのもわかります。ちなみに「シアリス」とは男性の勃起不全(ED)の治療薬の一つです。「シリアス」と「シアリス」は全く違う意味を持ちますので、言葉の使用時には十分注意してください。
「シリアス」と「シリウス」
「シリアス」とよく似た言葉の2つ目として「シリウス」があります。「シリアス」は英語で「serious」、「シリウス」は英語で「sirius」、発音記号もほぼ同じで、比べて発音を聞いても区別が付きません。ちなみに「シリウス」とはおおいぬ座のなかでもっとも明るい1等星の恒星で、地球から見えるもっとも明るい恒星として知られています。
「シリアス」と「シリアル」
「シリアス」とよく似た言葉の3つ目として「シリアル」があります。「シリアル」自体が日本での認知度が高まっているために上述のものよりも間違いは少ないかもしれませんが、発音はよく似ています。ちなみに「シリアル」とはトウモロコシや小麦、粟などの穀物そのものを表すこともありますし、コーンフレークやオートミールのように穀物を加工してそのまま食べられるようにしたもの全般を指します。
まとめ
いかがでしたか?「シリアス」についてご理解いただけましたでしょうか?全く「シリアス」という言葉を見聞きしたことのなかった人も、どこかで「シリアス」という言葉を見聞きしたことはあっても意味まではよくわからなかった人も、この記事を読んでいただいて少しでも意味や使い方などをご理解いただけましたら幸いです。